第五話、王女様にゃ?
「えっと、
「……貴方、私の事を知らないの?」
知らない。少なくとも、僕の知り合いにこんな
しかし、本当に誰だ?この少女は
けど、だとすれば
「知らないにゃ。本当に誰かにゃ?」
「
……えっと、王女様?
それにしては、
何処かに護衛でも隠れているのか?
「えっと、王女様にしては護衛の
「護衛?あんな
「撒いたにゃ⁉」
驚いた。素で驚いた。この王女様、お
フリーダムすぎる。え?マジで撒いたの?王族が?
「それより貴方、今何て言ったの?私の聞き間違いでなければ其処の
「……うにゃ、王女様は何か
「……そうね、まずはその件から―――」
「見つけましたよ!
王女様が
見ると、お城の近衛騎士とも思える何者かが複数人でこちらへ
その騎士達の姿を見て、王女様はうげっと表情を
「
「え?何で僕まで!」
「
そのまま、僕は王女様に腕を引っ張られてそのまま騎士達と
……本当に、どうしてこうなったのか?自分には理解出来る気がしなかった。
・・・ ・・・ ・・・
そうして、ようやく騎士達を撒いた僕と王女様。現在、町の
「何で、何で僕まで逃げ回る羽目になったのにゃ?」
「良いじゃない。それくらい。それより、私は貴方から
「……もう、いっその事実際に
「良いの?」
「もう、その方が一番手っ取り早い気がするにゃ……はぁ」
もう、数年分は
そう、僕は心の奥底に
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