第一話
時は
「
「はい……アマノサグメ様」
「このままですと、この国は崩壊してしまいます。かつてのように。みんな『右向け右』となったらこの国はもう一回……
――そう、かつての
「では……あなたにこれを」
「これは」
「
「やってみます! サグメ様! この日本を
「それと……こちらをご
「これが……
「この家……。なんてかわいそうなんだ」
ん? 名前の表札が『
「気が付きましたか? ここなら
サグメ様、さすがです。
「そこで思いついたのです。実はこの石を売りこむことで自立できるのではないかと。ここの家なら
「
「
「もったいないお言葉!」
「もし、この少年の心を
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