第15話 あーあ、さっきの私、性格悪かったよね。

 〇


 酒々井さんの話は、そこで途切れた。……終わったのではなく、話せなくなってしまったんだ。涙と、嗚咽が邪魔をして。

「……ごめん、もういいよ。ありがとう、話してくれて」

 これ以上、きつい過去を掘り起こすのは憚られる。

 にしたって、どうするんだ、この状況。どう見たって詰んでいる。始業式までって言ったってあと数日しかない。


 ……直接の解決は、もう手遅れでできないんじゃ……。

 タラ、と首筋に汗が流れるのを感じた。数瞬、僕は横に立つ笑菜の顔を窺ったけど、彼女は渋い表情で首を横に振ってみせる。

 ……これが笑菜の描いたシナリオだと言うのなら、えらくハードモードじゃないですか。僕が当事者だったらおかしくなりそうだ。


 どうする、どうする、どうする。もう酒々井さんのメンタルは限界だ。今すぐにでも手を打たないと──

「……す、すみません。先輩たちも受験あるのに、こんなこと相談されたって困りますよね。だ、大丈夫です、自分でなんとかするのでっ」

 そう思った途端、無理やり涙をハンカチで誤魔化した酒々井さんは、眉をㇵの字にしつつ張りついた笑みを浮かべて、


「そっ、それじゃあ、失礼しますっ」

 逃げるように僕らのもとから走り去っていった。

「ちょっ、待っ!」

「……今の小春ちゃんにはつがゆうの優しささえも沁みて痛かったのかもね」

 あっという間に後輩の女の子の後ろ姿は、大通りの雑踏のなかに溶けていく。再び欄干に腕を預けてぼんやりと川を眺める笑菜は、しかし重苦しい口調で続ける。


「あーあ、さっきの私、性格悪かったよね。『小岩君を弄ぶ気分はどう?』って、今聞くだけでも悪寒がするよ」

「……ぶっちゃけ、オーバーキルにもほどがあったとは思う」

「でも、ああでもしないと、絶対小春ちゃん、何があったかつがゆうに話さなかったと思うし」

 ……まあ、こんな状況になっても他人に気を遣えるあたり、自分から教えてくれたとは考えにくいのも確か。


「……それで? プランはあるの? つがゆう」

「さすがにこの一瞬じゃ無理……。状況だって整理したいし……」

 プランって言ったって……平井さんのときと違って、悪意を持った第三者が関わっている以上、僕の思い通りに行く保証なんて皆無だ。

 ……と、なると。考えるべきは解決よりも、その後のフォローなわけで……。

 あれ、そういえばこの学校、学校祭って二学期にあったよな……?

「……ねえ。笑菜──」

 ふと浮かんだアイデアの実現可能性を確認するため、僕はあることを笑菜に尋ねる。

 ……これなら、もしかしたら。上手くいってくれるかもしれない。


 近くのファミレスで晩ご飯を済ませ、家に帰った僕らは、ひとまず一日遊び倒して疲れた身体を綺麗さっぱりさせてから、落ち着いて話をすることにした。

 数時間考える時間ができたから、大体の作戦は練りあがっていた。

「……どうするつもりなの? つがゆう。ネタバラシを止めるの?」

「いや、止めるのは難しいと思う。僕らが大っぴらに介入した時点で、怪しさプンプンなわけで。……だから、ここに関してはなるようになるしかない」


「じゃ、じゃあ、小春ちゃんはっ」

「酒々井さんは小岩君に嘘の告白をしたことを知られたくない。かといって、嘘を嘘じゃなかったことにするのも難しい。……どう転んでも、どちらかが傷つくことになると思う」

 いや、もうどっちも傷ついているの間違い、か。

 そっと口に含んだ手元に置いておいたお風呂上がりのサイダーは、シュワシュワと微炭酸が弾けながら、ほのかに甘い味が広がっていく。


「……千葉君の弱みとか握れば、ネタバラシを止められるとは思わない? つがゆう」

 笑菜は、淡々とした口調でちょっとだけ恐ろしいことを口走る。カチャリ、と今までかけていた伊達メガネも外す。

「ああいう性格の子だったら、多かれ少なかれ、後ろめたいことのひとつやふたつは抱えてそうだし。例えば、彼女がいるのに浮気している、とか」


 ……あー、ありそう。偏見だけど、ああいう男子って後輩の女の子誑かしてそう。ほんと、偏見だけど。それこそ、酒々井さんみたいな後輩とか。

「……仮にそれをやって、そもそも罰ゲームをなかったことにしたとしても、きっと酒々井さんが背負った罪の意識は消えないよ」

 確かに、千葉君にアプローチをかけるのはひとつの策だろう。何だったら、一番有効でさえあるかもしれない。


「嘘もつき続ければ本当になる、とか言うけどさ。酒々井さんがずっと嘘をつき続けられる器用な子じゃないのは今日でわかったよ。今の関係が続いたとしても、遅かれ早かれ酒々井さんがパンクする。……なら、僕がすべきなのは、千葉君へのアプローチじゃなくて、酒々井さんへのフォローだ」

「……つがゆうは、やっぱりそう言うか、そうだよね。つがゆうだもんね」

 さっきは淡々と怖いことを呟いた笑菜だったけど、僕の反応を見て、少しだけ嬉しそうに口元を緩ませる。


「……つがゆうのそういう考えかた、好きだよ」

 唐突に聞こえた「好き」という単語に、不意に僕は顔が熱くなる。

「……だから、助けてあげて。つがゆう」

「ぜ、全力は尽くすよ」


「……自分で産んだ癖に、無責任かもしれないけどね。……つがゆうしかいないんだよ。みんなを助けられるのは」

「買い被りすぎじゃ」

「ううん。私じゃできないこと。私じゃ、駄目だったんだよ」

 ひどく真面目な顔で、珍しく真面目なことを言うものだから、僕は面食らってしまう。けど、平井さんのときだってそうだった。


 ……どうあっても、市川笑菜は、友達想いだから。

 そのためだったら、なんだってする女の子だから。

「……やれることは、やるよ」


 〇


 期限が近づいていくにつれて、確かに、私のメンタルがすり減っていくのを感じていた。

 最初っから、嘘の告白をさせられた瞬間から、心のうちのモヤモヤはあった。二週間後の期限、その日が来てしまえば、今の仮初めの関係が、全て壊されてしまうことも、理解していた。


 それは、九月頭に提出しないといけない夏休みの宿題のモヤモヤとも、毎週一単位だけある嫌いな先生の授業を受けないといけない憂鬱とも微妙に違っていて。

 壊されることを理解していても、それを受け入れられるかどうかはまた別物なんだ。


 宿題も、嫌いな授業も、結局はやるし受ける。だって、我慢できるから。

 けど、今の正志先輩との関係を、何もかもなかったことにされてしまうのは、耐えられる自信がなかった。

 ……だって、楽しかったんだ。


 先輩は受験生だから、放課後一緒に帰るくらいのことしかできなかったけど、それでもたまに寄り道してアイスやクレープを買って食べたり、ああ見えて先輩写真部で色々なところに行っているから、私の知らないこともたくさん知っているし。

 最初で最後になったデートだって、途中で市川先輩と都賀先輩に鉢合わせたけど、普通に楽しかった。正志先輩の、知らなかったことも知ることができたし。


 例えば、先輩は好きな食べ物と嫌いな食べ物が並ぶと、嫌いな食べ物を先に食べること。

 例えば、先輩は普段は人物を写真に撮ることはせず、風景ばかり撮っていること。

 例えば、ワイシャツのボタンはつい癖で下から留めてしまうこと。

 そんな些細な、取り留めのないことでさえ、私は知れて嬉しかった。


 これが、嘘なんかじゃなく、本当だったらよかったのに、って何度も思った。先輩と過ごしている時間のほとんど、頭の片隅で思っていた。でも、そう思えばそう思うほど、

「……辛いよ、こんなの」

 先輩への罪悪感も、同時に膨れ上がっていく。初めから小さくない存在だったけど、日が経つにつれて、先輩の優しさに直に触れる回数が多くなるにつれて、それは風船のように、いつ割れるかわからない恐怖とともにみるみるうちに大きくなっていって。


 いつしか、心の体積のほとんどを、罪悪感を飼った風船に占められるようになった。

 微塵も、これっぽっちも先輩は私のことを疑っていない。

 申し訳なさとやるせなさと、これから訪れるであろう結末に心を削って、どこかぎこちなくなってしまう私のことも、先輩は心配してくれる。

 違う、先輩のせいなんかじゃない。悪いのは、悪いのは、罰ゲームを断らなかった私。


 自分の身可愛さに罰ゲームの圧力と雰囲気に負けて、先輩のことを利用してしまった、させられてしまった私が悪い。

 自分が傷つくことを恐れて、先輩を巻き込んだ私が悪い。

 元を辿れば、原因は私、上っ面だけのクラスメイトとの関係を保とうとして、さして尊敬していない先輩の言うことを聞いた私の責任。


「……無理だよ、言えないよ……言えるわけがないよ……」


 どんなによかっただろうか。今日の放課後、全部白状することができたら。

 どんなによかっただろうか。罰ゲームなんかに屈せずにいることができたら。

 どんなによかっただろうか。あのとき、少しでも強くいることができたなら。

 どんなによかっただろうか。あの日くれたぬいぐるみを、純粋な気持ちで受け取ることができていたなら。


 どんなによかっただろうか。全部、本当だったなら。


「……なんて、思ったって仕方ないのに……」

 期限はもう明日。何度も何度もスマホのカレンダーで日付を確認しても、その事実は変わらない。

 悪いのは私。先輩は被害者。こうやって悲劇のヒロインぶることすら、おこがましいのもわかっている。

 だとしても、願わずにはいられなかった。


「……助けて、誰か」

 市川先輩や、都賀先輩は事情を知っているから、あるいはなんて淡い期待も一瞬抱いた。けど、そもそも先輩たちと話している途中で私は逃げ帰ったんだ。それに先輩たちだって受験生。こんな面倒事に首を突っ込む余裕なんてあるはずない。

 どれもこれも、自分で蒔いた種だから、自分で後始末をつけないといけない。そんな、都合のいい話なんて、ないのに。


「それが……無理なら」

 ないって知っているのに。

「……この気持ちも全部、何もかもが、嘘だったら、よかったのに」

 か細い私の、震えた涙混じりの声は、誰にも届くことなく、部屋のなかの虚空を彷徨い続けていた。


 ただ、どんなに願っても、時間は等しく平等に流れるもので、とうとう恐れていた期限の始業式の朝を迎えてしまった。

 正直、この日ほど学校に行きたくないと思ったことはなかった。テストの日ですら、こんなに嫌だと思ったことはない。


 顔を洗う水も、何故かいつも以上に冷たく感じるし、制服に着替える手の動きは、鉛でもついているのかとなるくらい重たい。

 朝ご飯を食べているときも、お母さんに「顔色悪いけど大丈夫?」って聞かれちゃうし、その朝ご飯だって全然味を感じない。


 休めるものなら休みたい。

 けど、休んだって、状況は変わらないのはわかりきっている。逆に、もっとひどくなるかもしれない。

 だから、そんな選択肢は、私に存在し得なかった。


「……行ってきます」

 普段より一時間遅く出た通学路。今日はサッカー部の朝練もないので、これくらいの時間でも余裕で間に合いはする。

 一時間遅いだけで、通学路の雰囲気は変わっていて、通勤通学に向かう人で電車のなかはごった返している。


 このまま人波に流されて、知らない街まで行ってしまうかともふと過ったけど、そんな逃避行をする勇気もふんぎりもなく、結局学校の最寄り駅でよろよろと電車を降りた。

 カタツムリくらいのスピードでホームを歩いて、改札口に向かっていると、

「おはよー、酒々井さん。とうとう今日がネタバラシの日だね―」

 私の気持ちなんて知る由もない、クラスメイトが気安く話しかけてくる。


「えっ、あ、お、おはよう」

「もう、どうしたのー、そんな陰キャみたいな声出して。今日が一番のメインイベントみたいなところがあるでしょ? 楽しみじゃないの? 千葉先輩たち、朝のうちにやるみたいなんだってさ」

「へ、へー、そうなんだ」


「うん、なんでも放課後は予備校の用事があるとかみたくて、受験生は大変だねー」

 もっと大変なのは正志先輩のほうだよ、と言いたくなる。けど、口から出るのは、

「……あははー、そうみたいだねー」

 そんな、内容ゼロ感情ゼロの適当な返事だけ。


「ほらっ、早く学校行こっ? もうそろ千葉先輩たち、始めようとしているみたいだし」

「う、うん……」

 結果、クラスメイトに捕まってしまって、私は半ば強制的に学校へと連れて行かれることになった。


 学校について、教室にカバンを置いて向かった先は、私が告白をした(させられた)屋上。クラスメイトの女子は、物影に隠れると、スマホで手早く誰かにラインを送る。

 すると、正志先輩と向かい合っていた千葉先輩が、待ってましたとばかりにスマホの画面を確認する。


 ああ、恐らく、千葉先輩に私たちが到着したことを伝えたのだろう。不敵な笑みを浮かべた千葉先輩は、取り巻きの男子に何やら耳打ちを始める。

 その様子を、正志先輩は不安そうにして眺めている。

 そろそろ頃合いだとばかりに、おもむろに取り巻きの……成田先輩だっけ、が、スラックスのポケットからスマホを取り出すと、


「小岩、最近なんか楽しそうじゃん。いいことあった?」

 それを合図にして、千葉先輩が正志先輩に話し始める。

「えっ、そっ、そうかな……?」

「うんうん。だって俺ら受験生じゃん? 毎日毎日参考書や予備校のテキストとにらめっこして、模試の成績に一喜一憂してさ? こんなんじゃ溜まるもんも溜まっちまうよなーって。けど、なーんか小岩、ここ最近、予備校で見ても活き活きしているように思えるんだよ」


 半分言いがかりみたいなものだ。それは、自分たちが仕組んだことだから言えることで、当の正志先輩は何が何だかわからないと困惑しきった顔をする。

「ち、千葉君がそう思ったのなら、そうかもしれないけど、それがどうかしたの……?」

「んー。小岩、お前、さては彼女でもできた?」

「なっ、なんでそれを……」

「なんでだと思う?」

 やめて……! やめて……! もう、もうやめて……!


 きっと、成田先輩が手にしているスマホには、私がした告白も、先輩と「偽りの彼女」として過ごした時間も何もかも、残されている。

 それを見せつけることで、ネタバラシにしようとしているんだ。

 思わず私は、物影から一歩踏み出そうとしてしまう。けど、


「……駄目だよ、酒々井さん。せっかくのショーなんだから。それとも、嘘の彼女やっているうちにあの冴えない先輩のこと、本気で好きになっちゃった? そんなわけないよね、あはは」

「そっ、それはっ……」

 なっちゃったんじゃない。最初っからだった。最初から、だったのに。

「いいぞ、成田」

「オーケー」


「ず、ずっと前から、先輩のこと、好きでしたっ」

「んえっ……」

「え、え……? じょ、冗談とかじゃなくて……? っていうか、僕と君、全然関わりないけど……?」

「ひと目みたときからだったんです、そ、それじゃ、だめですか……?」

「……だ、だめとかじゃ、ないけど……」

「……本当に、僕でいいの?」

「……は、はい」

「……ぼ、僕でよければ、よ、よろしくお願いします」


 みるみるうちに、先輩の顔色は青を通り越して真っ白になっていく。

「いやー、惜しかったねー。冗談って最初は疑ってたのに、演技派だなー、小春ちゃん」

「なっ、なんで……」

「なんでと聞かれると、まあ、罰ゲーム? 俺らで大富豪して遊んでたんだけど、最下位には罰ゲームで告白してもらおうってことになって、それで」

「っ……」

「まだまだあるよー」

 もうこれで十分なはずなのに、追い打ちをかけるように、動画の再生を続ける千葉先輩たち。


「先輩、口にクリーム残ってます」

「え? ほんと? どこ?」

「って、へ……?」

「こういうのも、彼氏彼女っぽくて、いいと思いますけど? それに、放課後一緒に帰るだけでも、私は全然満足です」


「この日とかまじで最高傑作だったわ、小春ちゃんガチ恋してんじゃないのってくらいで、将来女優いけるって、個人的主演女優賞だこれww」

「それなww、俺も笑い堪えるので必死で、スマホブッレブレになったしさ」

 下品な笑い声が屋上に響き渡るなか、正志先輩はひとり俯きながら唇を噛む。

「それに? ご丁寧にデートに誘ったみたいじゃん。しっかもそこに市川と都賀も加わってのWデートとか、芸術点高過ぎw、何、俺らが絡んでるの知ってたのかよ小岩、最高のエンターテイナーだなw」

「くっ……」


 先輩は何も言い返せないまま、ただただ笑い者にされ続けている。

 止めに行きたい。今すぐ、違うって言いたい。

 なのに、足が怖くて動いてくれない。

 つまるところ、先輩よりも、自分を選んだんだ、私は。


「最近活き活きしてたのはあれかな? 小春ちゃんに下のお世話もしてもらってたのか?」

「んなっ」

「あー、ありそうそれ」

「小春ちゃんすぐに足開きそうだよなー。最近も、サッカー部の榎戸とできてるんじゃないかって噂たったし? ま、それも榎戸がまさかの平井という地味専ってことが発覚したからうやむやになったけど」

「そっ、そんなわけないだろっ!」

 なのに、だというのに。先輩はこの土壇場でさえも、私に気をかけている。


「……ははっ、そうマジになるなって。今更嘘の告白してきた女庇うことないだろ。それとも、本気で好かれているとでも思ったのか?」

「ないない、漫画の読み過ぎだって」

 矢継ぎ早に心無い言葉を浴びせられる正志先輩。そろそろ朝のホームルームが始まる時間になる。スマホで時間を確認した奴らは、


「ま、っていうわけで、全部演技でしたー、残念。つーわけで、教室戻ろ―ぜ、小春ちゃーん」

 物影に隠れていた私たちにも声をかけ、引き上げていく。

 私の名前が呼ばれると、驚いたように正志先輩は目を見開いて、私の顔を見つめる。

「……し、酒々井さん」

 しかし、先輩のその呼びかけに応える余力は、私に残っていなかった。


 ああ、終わったんだ。これで。何もかも。

 始まることもないまま、私の初恋は、こんな歪過ぎる結末を、迎えたんだ。

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