恋愛サーチ!!

旭野ヒカリ

依頼

この話は、俺の色んな恋に関する出来事が全てだ。まぁ、恋というのはなかなか手に入らないものだろう。俺も、昔はそう思っていたが、とある出来事を境に、この考えを止めるようになった。彼女と出会ってからは…

 

  俺、、はいつも通り学校へと向かっていた。その前の出来事はただ起きて、身支度をして、家を出るくらいしかしていない。一言にまとめると、いつもと何も変わらない生活を送っているということだ。こんな日々を送ってる俺であるが、一度や二度くらい恋というものを体験してみたいなという気持ちがこんな俺にも芽生えている。こう見えてもう17だ。そろそろ恋を見つけにいかなくてはならない歳だと思っている。しかし、未だに付き合った経験がない俺にはとても難易度の高いミッションだ。まぁ、こういうのを乗り越えてから恋が実るのだと俺は思っている。まぁ、乗り越えても実らない恋ってのがあるわけで、それの対象に当てはまるのがこの俺、寄田勝だ。まぁ、俺は別に付き合おうが付き合わないだろうが全然痛くもないんだがな。

 とか話しているうちに、学校に着いてしまった。俺の通ってる学校はとてもカップルが多いイメージがある。こんなことを言ってる間に、早速カップルが通りかかった。俺は、もちろん隣は誰もいない。教室に入ってもすぐにカップルを見つけられるくらい多いのが、うちの学校だ。まぁ、こんなだけど、俺は学生生活は充実してると思ってる。

 いつも通りに、学校生活を送っていた、ある日、突然女子に話しかけられた。

 「ねえねえ、ちょっと君、良いかな!?」

「はい、大丈夫です。」

あまり、女子と話したことがなかった俺だったので、これほどまで緊張することがなかった。だが、こういう時どうすればいいのか俺はよく分かっている。

「あ、なら良かった!ちょっと聞きたいことがあって、君って彼女いる?」

なんか唐突に聞いてきたな。

「いや、今はいないよ。」

「やっぱりそうだよねぇ。いなさそうな顔してるし。」

なんて失礼な女なんだ。まあ、実際に人生で彼女なんかできたことないんだけど。

「あ、ちょっと言い過ぎちゃったかな?ごめん。彼女がいない君にやってもらいたいことがあるんだけどいいかな?」

やはり、彼女の言葉が心に刺さる。なんか悲しくなってきた。もう従うしかないかな。ここで俺は「はい」と答えてしまった。

「それは良かった。今日の放課後私の家に来てね!それじゃ!」

はいはい家に行けば良いんだよな…って、えぇ!?この俺が、他人の家に行くのだと??いやいや、考えようにも考えられないわ。普段家でゲームばかりしてる人だぞ。学校行くのもやっとだと言うのに。難易度が高すぎる。でも、約束してしまったからしょうがないよなぁ。

 そして放課後がやってきてしまった。ついに、彼女に呼ばれてしまった。

「それじゃあ、行こうか。」

そして、俺たちは彼女の家へと向かった。実はまだ名前も知らない。そして家に着いた。至って普通の家だ。

「さあさあ、入って!」

そして彼女の部屋に案内された。とても整ってる部屋だ。

「それで、その俺にやってもらいたいことって何?」

彼女はその言葉を聞いた後、俺の方を向いて…

「私の恋愛実験に付き合って欲しいの!!」

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恋愛サーチ!! 旭野ヒカリ @asahino_hikari

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