第17話 父から聞いた8月6日の話
父から聞いた昭和20年8月6日の話。
旧制中学二年生だった父は8月6日の朝、東練兵場(広島駅の北側)で作業前の整列をしている時に被爆したそうな。
誰かの「B29が何か落とした!」という声に振り向いた瞬間、顔の左側を焼かれたそうな…
父は同級生達と燃える町を迂回してなんとか自宅まで帰りついたそうな
自宅も、爆風で建具が全部吹き飛んでいた為、裏山の畑にあった農具小屋に布団を運んで避難したそうな
二年生は前日まで、現在の平和公園に当たる場所で建物疎開の作業をしていて、6日に一年生と交代したので、一年生は全滅…
去年、「1日違いで生死を分けた話」として父はTV局から取材を受けていた
生き残った方も辛い思いをしているのよね…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます