第29話
心配事にはやはり誰かがいる安心感があるとないのでは全然違う。私はいつも通りゆっくり準備をしてまた大学に行く。学業は疎かにしないのがモットーなので、ずっと上位のgpaだ。
そして土曜日がやってきた。待ち合わせはバス。群馬県に行く予定なのだ。群馬県の尾瀬ヶ原に行く予定だ。初めはご飯だけの予定だったが、やはりこの前の焼き肉と似たり寄ったりなので、場所を少し遠出にして日帰り旅行だ。
待ち合わせは駅近くのコインパーキング。
着くともう車で湊くんがきていた。
「おはよう。今日はよろしくお願いします。」
「おはよう。こちらこそ。」
笑顔で返してきた。かれは、白ティーにブルーの長袖シャツを着たカジュアルなスタイルだった。対して私は白っぽい長めのワンピースで袖が肘くらいあり、ふわっとボリュームになっている。そして、寒い時ようにカーディガンを羽織ってきた。
「じゃあ、行こうか。」
と爽やかな笑顔で車のドアを開けてくれた、反対側なのに、わざわざ車のドアを開けに出てきてくれたのが衝撃的だった。紳士だなー。そんなことを思いながら、旅行がスタートした。
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