第20話

かわいい。



犬はタイプドールだった。4キロくらいの重さで尻尾をフリフリして顔を舐めようとしてくる。なんて愛らしいのだろう。



「可愛いでしょう? ミルクでみーちゃんです。」


「可愛い…!」



「僕犬が好きなんですよね。」




こっちに住んでから1人が寂しくて飼ったんです。いつも癒してくれます。仕事をしている時も勉強している時も一緒にいてくれます。




「そうなんだ…!」



私も犬が好きだから、なんだか癒されてしまった。



「さて本題に入りましょう。今回の僕の報告SNS見てくれました?」


「見ました。大反響でしたね。担降りするっていう人もいましたが逆に推すという人もいましたね。」



担降りする人もちらほらいたが、やはりアイドルではないからか少し少ない気がした。カップルチャンネルやるかもと告知したおかげで、推します。なんて人もでてきた。今までの人気とはまた違った人気なのだ。


彼はソファに座りお互い少し斜めになって向き合う体制になった。彼は背が高い分足も長い。前の机まで窮屈そうだ。



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