第19話
「大きい…。」
彼の家はタワーマンションだった。ここに1人で住んでいるなんて…。
部屋は上の方の階で、最上階から10階以内だった。見渡しがよくすごく広々としている。というか、1人で住むには広い。ベッドルームからダイニングルーム、リビングルーム、キッチン、すべて新しく白基調でとても綺麗だ。タイル張りの玄関や大きめの窓。
一体いくらするんだろう。
「なんでこんなところに住んでるの?」
ふと思ってしまい聞いてしまった。
「他のマンションより警備がたくさんいるし、廊下とかも監視カメラがある。それに、会議室とかの貸し出しもあるんだよ。たまにしか使ってないけど。」
へぇー。タワーマンションのいいところは設備があげられるが、ここも設備で選んだんだわ。彼は一応有名人だから、気をつけることも多いのだろう。
彼が全ての部屋を案内すると、ソファに座ってと促してきた。ソファは、革張りではなく、布製のものだった。彼はゲージを開けた。すると、小さい茶色の塊が飛んでくるではないか。今まで気がつかなかったが、犬がいたのだ。吠えないから気づかなかった。
「うわぁわ。かわいい。」
私は犬が大好きなので、びっくりした。リビングのちょうど視覚に穴のゲージがあり、ソファに座ると飛んでくるようだった。
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