5月1日

善人は、隠された土の中にお椀を埋めて成仏できる。悪人は土の中に入れない。

京極さんと宮田さんが現れて、探検隊を編成する。でも私は何も知らないとめさんが気がかりになる。

廃校を探検する。途中、ボロボロに壊れて水没しかけた階段に着くが、そこには頭のおかしいおじさんがいて、何事か喚きながらコンクリなどを削って投げてくる。私は怒る。コンクリ片がとめさんに当たりそうになるので守ってあげる。京極さんが、「探掘者の私を怒らせたな」と言ってコンクリ片を水に沈める。コンクリ片はおじさんにとって大切な物らしかった。後ろ半分が無くなった胎児が、水に浮かんでいた。拾って投げつける。おじさんがそれを拾って愛おしそうに見つめると、胎児の目が開く。おじさんは驚き投げ棄てる。胎児は生きていて、何故、と言いたげな目で瞬きしながら流されていく。私は、どんな気持ちで私達を見ているのだろうと悲しくなる。

職員室に着いて、サインを書くフリをしながら職員の目を盗む。ペンのインクが切れてペンを買いに行くが、派手なペンしかない。そこで探検は終わり、全てを忘れるようサインを求められる。片岡氏のサインが格好良かった。でもやはりとめさんは何も知らない。私は

モニカ白兎

というサインをする。

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