6月10日

とめさんと誰かを追ってる途中、定食屋さんにて競馬中継を観ながらブリを炊いた物を食べる。熱燗を注文する。

家に遊びに来た友人のために、料理を振る舞おうと奮闘する。メニューは、ダンゴムシを蒸したもの。食べたことがあるが、美味しかったので作ろうと思った。順調にダンゴムシの殻を剥いている途中で、上手く剥けず潰れたものがあり、途端にダンゴムシが気持ち悪くなり剥けなくなる。母に代わって欲しいと頼むが、最後までちゃんとしなさいと窘められる。仕方なく、ダンゴムシを使うのをやめて、冷凍していたエビを使うことにした。エビは長いこと冷凍していたので臭いかも知れないと思い、メニューはエビとローストビーフの酒蒸しに決める。薄いローストビーフと厚いローストビーフを器に盛っていたら、父に「それじゃ上手く火が通らないよ」と言われ、恥ずかしくなって厚いローストビーフを入れるのを止める。こまのご飯の鍋で蒸していると、蒸し汁が溢れてこまのご飯が駄目になった。完成したものは彩りが悪く、エビはフライにしたように茶色だった。「ネギか何か青みが欲しかったなぁ」と恥ずかしがりながら皆に配膳する。姉に、「本当は何で作るつもりだったの?」と聞かれ、「ダンゴムシだよ」と答えると、腕を強く叩かれた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る