10 行き先


「主」

「?どうした」

「あまり言いたくは無いのだがその格好はなんなのだ?」


 匠は確実に世間では『変』と言われるであろう格好をしていた

 この遠くまで広がる草原にはなぜか上半身裸でフワフワ浮かんでいる匠、その後ろを飛ぶ雷帝龍は周りを威圧していた


「さや。俺だけじゃ無くてお前も普通では無い状況だぞ?」

「そんな‼︎主、本当ですか?」

「多分なwwww」


 雷帝龍はショックを受けているようだ




「ところで主どこに向かっているのだ?」

「そうだなこの草原の近くにある国がワイマール国とトマト共和国があるんだがどちらがいいと思う?」


「ワイマール国にトマト共和国ですか?主ふざけいます?」

「いやいやマジでこんな名前なんだよ」

「そうですか……」


 雷帝龍は悩む

「では発展している方に行けばいいのでは?」

「やっぱりそうか…うん。ならばトマト共和国に行くことにしよう」


「主トマト共和国とはどのような国なのだ?」


「ワイマール国に比べて魔道具が発展していてトマトが特産物らしい」

「そのままですな」


「よし行くか」

「はい」


「ねえええええええ。ちょっと私の事忘れてない?」


「紅の事忘れる訳ないでしょ」

「そうですぞ」


「ッt」


「あ〜紅が照れてる。かわいい」


「なんでそんな事言うのよ。恥ずかしいじゃない」


「まあまあ」


「行くぞ主」


 匠達一行は草原遥か上空にまで上昇した


「やっぱ上は楽だな」

「そうですな」


 2人(1人and1龍?)はどちらも普通の龍や人では無い。そのためさらりと空を飛ぶことが出来る

 龍が飛べることは普通だが人は本来飛べるような構造をしていないはずなのだが……





 説明しよう

 匠がどうやって飛んでいるのか……

 それは匠自信が持つ魔力と気を使い地面に向かって放出する事で飛んでいるのだ。しかしこの方法は全く広まってはいない

 なぜならこの方法は魔力量や気の総量ありきの超パワー技なのだwwww


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