6.愚かな私にささげる詩


気付いたんだ

今 頭の中にある言葉の羅列は

どうでもいい固定観念

言い訳と嘘に塗り固められた

愚かさの象徴


未来が果てしなく並べられている

手を差し伸べてみたら

私の夢だけが遠ざかる

「夢なんて、もともと持っていなかった?」

ふと思う


捨てるべき未来と

拾うべき過去の意味を

履き違えていた

互い違いの靴を履きながら

私は現実を歩いていた


今は生きる

でも

過去も未来も生きてこそ

明日が輝く

たった今気付いたよ






忘れていたんだ

昔 頭に思い描いた自分の構想

夢あふれる未来予想図

背伸びした私に与え求められた

愚かさの偶像


未来が果てしなく積み上げられている

1つ取り出してみたら

誰かの夢だけが手に残った

「誰かのために、生きることが大切なの?」

ふと思う


選ぶべき言葉と

運ぶべき言葉の意味を

取り違えていた

形違いの靴を履きながら

私は誰かと歩いていた


私は生きる

でも

誰かと一緒に生きてこそ

明日も輝く

たった今気付いたよ



今は戻らずとも

過去は選べる

未来こそ私が運ぶ

私は今気付いたよ

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