第2話 諸国漫遊の旅

 流れるように家から蹴り出され、備えていた旅支度で諸国漫遊の旅に出る、因みに蹴り出したのが母親、旅支度を渡してくれたのが父親だ、父親はそのまま母親に拉致された。

 この世界にも異人と言う言葉が有るように『ニンゲン』『ヒューマン』『純血族』と言う『生き物』は居るらしい、地域によって色が違う事も有るがまあ『人間』である、この世界の『人間』は『生悪説』が強く『物欲』『性欲』『自己顕示欲』が特に強くて『野蛮』、肉体は弱いが集団で襲って来ることもあり非常に厄介、と言うのが通説。

 『飢えたゴブリンの集落でもゴブリンは襲って来ることは無いが、飢えて無くとも『焼豚・チャーシュー』と襲って来るのが人間』

 因みに旅先の酒場で知り合った牛頭人の亜人な知り合いは彼ら『人間』に『ミノ・タン・ロース』で『ミノタウロス』と言われるらしい、彼ら『人間』にとって『亜人種=食材』なのだろうと同席した魚人族(彼らは種族が豊富なので、良く売れる→通貨ギルになる→ギルマン)と1括りに言われるそうな。

 ゴブリンは彼ら『人間』に喰われる対象にならず、ゴブリン5部隊を山地に遺棄すれば林に成るので『隊でができる種族』だから『ゴブリン』らしい

 冬の季節前によく『人間の討伐隊』や『ゴブリンの避難民』が来るのはそんな事なのかとこの旅で学んだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

転生したら“オーク”でした 張果仙人 @tyoukasennin

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る