最終話 その後
僕達がゴーレムを破壊してから3日たった。今、僕達は魔王城の再建に力を貸している。
《えぇ〜っと、ヨナさん。そのパーツはそこに置いといてください。》
『は〜い。』
ルミちゃんは気絶してから、約3時間で目を覚ました。ルミちゃんは今はピンピンしてる。
ヨナはずっと元気だ。二人はとっても仲が良くなり一緒に魔王城の再建を頑張っている。
(……ルミちゃん、ここでいい?)
《はい。ありがとうございます。》
イムちゃんはルミちゃんが気絶している間、ずっと心配していた。ルミちゃんが目を覚ましたときに真っ先に泣いていた。ルミちゃんはそんなイムちゃんをものすごく可愛かっている。
「………?」
《えっと、そのパーツはこのパーツと合わせてこっちに置いておいてください。》
「《コクコク。》」
僕はすこしルミちゃんと仲良くなり、たまにお互いのしっぽをブラッシングし合っている。そのたびに、いつもいつもヨナがしっぽをモフモフしに来て、イムちゃんがブラッシングしてほしそうに見てくるので、ブラッシングをしてあげる。
《なかなか、直りませんね。》
『仕方がないんじゃない?魔王城、広いもん。』
(……あと、人数が足りてない。)
《問題は山積みですね。》
「………。」
《そうですね。ここら辺で休憩しましょうか。》
『やった〜!』
僕達は広い所にマットを敷いて、お茶を飲みながら休憩した。
(……ふぁ〜〜。眠たいね。)
《そうですね。ほどよい、暖かさですね。眠たくもなりますよ。あっ、寝てもいいですよ。魔王城の再建は頑張ってますから。》
(……寝ないよ。)
『Zzz、、、』
(………。)
《……すごい速さで眠りましたね。》
(……そうだね。)
《そろそろ、作業に戻りますね。》
「《コク。》」
(……ママはどうするの?)
「………。」
(……起こすのは可愛そうだよ。)
「………。」
(……そっとしておこう。)
「《コクコク。》」
僕達は今日ものんびりと平和に一日を過ごすのだった。
迷い込んだ異世界はケモミミが溢れる平和世界でした。 ケモナー分身体 @yosuke0820
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