第8話 戦闘

僕達はルミちゃんのところへ急いで行った。イムちゃんには危険なので、離れてもらい回復役に専念してもらうことにした。ルミちゃんはのところに行くと、ルミちゃんはところどころに切り傷があり、血が流れていた。


『助けに来たよ!』


《ハァハァ、ありがとうございます。ちょっと、交代できますか?》


『できるよ!』


《お願いします。》


ルミちゃんはヨナと交代して、休んでいる。イムちゃんがルミちゃんに回復魔法を施しているから、すぐに戻ってくるだろう。


『どうやって、これを倒そう?』


「………。」


『そうだよね。ルミちゃんに聞かないとわからないね。ルミちゃんが回復するまでは、攻撃を避け続けよう!』


「《コクコク。》」


僕とヨナはゴーレムの攻撃を回避してノーダメージだが、ゴーレムに攻撃していないのでゴーレムもノーダメージだ。コレは耐久戦だ。どれだけ攻撃を回避して、ノーダメージでいられるかがカギになる。ルミちゃんが帰ってくるまで、攻撃を回避するしか勝利への道がない。


『ホイッ!ホイッ!避けるだけじゃ、終わらないよ!』


「………。」


『攻撃できないから、仕方がない。って?私の爪で攻撃できないかな?』


「………?」


『やってみるしかないよね。ユウリ、ゴーレムの気を引いててくれる?』


「《コク!》」


『じゃあ、お願いね。』


ヨナは僕にそう言い、ものすごい速さでゴーレムから離れていった。僕はゴーレムに適当な石を投げて、ゴーレムの気を引いた。


『……大暴れ!』


ヨナはそう言って、ゴーレムに不意打ちの爪での連続攻撃をした。


『ありがとう!ユウリのおかげで、攻撃できたよ!』


「………。」


『そうだね。ゴーレムは倒れてないから、気を抜いたらいけないね。』


「《コク。》」


………3分後………


『ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、』


「………。」


『まだ、ルミちゃん来ないの?』


「………。」


『そろそろ、来てほしいな。』


《……ごめんなさい。あるアイテムをとってきてました。》


『遅いよ。』


《すいません。交代しますね。》


『お願い。』


《了解。》


僕とヨナは体力が尽きかけていたので、ルミちゃんと交代した。


(……大丈夫?)


『水をちょうだい。』


(……はい。)


『ありがとう。』


「………。」


(……パパも水がほしいの?)


「《コクコク。》」


(……はい。)


「《ペコ。》」


(……パパとママは魔法使えないの?)


『使えないじゃなくて、使い方がわからないの。』


(……魔法の使い方を教えようか?)


『えっ?いいの?』


(……いざというときのために使えたほうがいいからね。)


『ありがとう!』


僕とヨナはイムちゃんから魔法の使い方を教えてもらった。


『なるほど〜。そんな仕組みだったのか。』


(……魔法は慣れれば簡単に使えるよ。)


『練習が大切だね。』


《あのぉ、交代してくれませんか?》


『あぁ!ごめん!忘れてた!』


《ひどいです!!》


『ごめんってば!!今すぐ交代するから!!』


《お願いしますね。》


ヨナと僕はルミちゃんと交代した。魔法を使うのにいい機会なので、ゴーレムに向かって魔法を打つのだった。

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