第45話 ほんとに今頃なんだけどさ
「ねぇぺーナ、妖精ってたくさんいるの?
あまり話を聞いたことがないけど」
今日は早く目が覚めたから、少しだけおしゃべり中。
「一人につき妖精一人は生まれられるようになってるんだけど、ものを大切にしていて、魔力をまだ見えない状態の妖精にあげる人じゃないと妖精は生まれさせられないの」
たしかに、無駄に魔力を撒いたときにぺーナが生まれたよなと思い出す。
「ん、見えないってことは、私が見えないときには生まれたってこと?」
「そうなの。リリアンナが大切に毎日つけてくれてたからすぐ生まれたの。話しかけられる日をずっとまってたの」
そうだったんだ
「そういえば、ビアンカ様は妖精まだいないの?」
「まだ、人間の目に見える状態になっていないだけで、まわりを飛んでる子はいたの」
妖精が見える状態になると、魔法とかできることが増えるらしいし、日頃の感謝も込めて伝えようかな。
「魔力を空気中に撒くと妖精が生まれることって他の人に伝えても大丈夫?」
「大丈夫なの」
じゃあ、今日伝えよう
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