第28話 初めての王都?

「大会に参加してみないか?」 


鬼のような量の宿題を少しだけ進めたあと、

いつも通り今日も夕方ごろから、馬術の練習があった。

 ドッセーナ様とは練習をしていうちに仲良くなってきて

今では、だいぶ口調も変わってきたんだよねー

 ほんとうに打ち解けてきてよかったよ

これで、悪役令嬢脱出から一歩前進かな?


話は戻るんだけど、

練習後にドッセーナ様から、上達もしてきたし、

「馬術の大会に参加してみないか」

という風に言われて...


「いきたいです!」

自分の実力がどんなものなのか知りたいし


その後に思ったことがある。


「その大会はどこで開かれますか?」

遠くにいくなら両親に確認しないと


「王都だが、君のご両親には了承をすでに得ているよ」


流石は、ドッセーナ様!

一聞いて十を知るってこうゆうことなんだね

親に確認しなきゃって思ってることまで予測して話すなんて。


首席の座は伊達じゃないね


「王都に行くのは初めてになるよな」


「はい、初めてです」


「王都までは馬車移動だが、馬車で酔うことはないか?」


「馬車に乗ったのは隣の領に日帰りで行ったときくらいです」


「それくらい乗れれば、途中で数回休憩すれば大丈夫だな」


「その大会は1ヶ月後にあるから、それまで猛特訓するぞ」


「はい!」

...猛...特訓?


あの量の宿題だけでももう精一杯なのに


でも、自分の実力がどれくらい通用するかは楽しみだなー


それに、今までの自分ならこんなお誘いなかったはず、悪役令嬢脱出に近づけてるかな?


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