第24話 ふんふんふ~ん

「ふぁ~」

ペーナと会うのが楽しみ過ぎて早く起きちゃった!


「今が6時半だから、あと1時間はお話できるなぁ」


「ごきげんよう!」


「えっ」

ペーナだ!!


「ごきげんよう」


「私のこと待ってたわよね??」


「まぁ」

たしかに呼ぼうとしてたけど...


「呼んでから出てくると思ってたから、びっくりして」


「いつもならそうなのだけど、リリアンナにあうのが楽しみすぎたの」


でも、私もペーナとお話したかったし


「突然なんだけど、ペーナってどうやって生まれてきたの?」


「リリアンナの魔力で成長したの

もともとは、リリアンナが大切にしてたペンダントから生まれたのだけど、成長しないと人間界では姿を表せないの。」


「今回私のまいた魔力で成長したのね」


「他の人に妖精はいないの?」

魔力で妖精が成長するなら、他の人にも妖精はいるはずだよね


「魔法が使えるのは、妖精が人間のまいた魔力をその人が想像した形に変えるからなの。

だから、魔法が使える人には妖精自体はいるはずよ。」


「じゃあ、なんで他の人に妖精が見えないの?」


「無駄に魔力をまく人なんていないもの。

出した魔力を違うものに変えたら、魔力は残らないから、妖精は成長できないのよ」


言い忘れたように付け足す

「今回、リリアンナは1日でたくさんの魔力をまいて私を成長させたけど、この量の魔力王族が頑張っても1週間分くらいの量なのよ。これだけ多いのは100年に1人か2人くらいのレベルなのよ」


「えっじゃあ、私めっちゃ魔法使えるようになるってこと?」


「えぇ、しかも妖精が成長すると少ない魔力でも魔法が使えるのよ」



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