第6話 ティナ!
リリアンナ様がいった
「しゃんてぃ、おかあさまたちはわたくしのこと、あんなってよぶの。しゃんてぃにもあんなってよんでほしいの」
愛称呼びしてほしいって言ってくれた!!かわいいー
「いいですよ」
「やったー!、わたくしもしゃんてぃのこととくべつなよびかたしたいの。なんてよばれてる」
シャンティは貴族のなかだと短い方だから、愛称とかじゃなくて名前で呼ばれちゃうんだよね...
「特に...ない...です...。何か考えてくれませんか?」
「んーじゃあ、てぃな! あんなのなとしゃんてぃのてぃでてぃな。てぃなって呼んでいい?」
「いいですよ」
「やったーっ」
こんなにかわいいアンナ様だけど、少し悩むことがある。私がいないときに癇癪を起こしてしまうのだ。でも、数日見てて思った。もっとかまってほしいって言えないから癇癪を起こしているように見える。
それが周りの人にはわがままなだけにみえて、アンナ様と距離をとっている。メイドにできることは限られているからな...かと言って愛に飢えてるだけの子供に強く起こるのもな...事実、私といるときは癇癪を起こさないし...
そう思った矢先、乗馬中に馬から落ちたと連絡があった。
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