病院帰りの先輩は、
バイト先の佐々田先輩、暗くて気が弱いけど仕事できるし気が利くし本とか映画とかいい趣味してて、本人はとにかく暗くて気が小さいのを嫌がってたんですけど、八月終わりの夜中に「俺ちょっと■■病院行ってくるけど、後のこと頼むわ」って連絡があって、次の日から先輩挨拶の声とか超大きい系の明るくて元気な人になってて、分かんないけど先輩良かったですねって言ったらすごい怪訝な顔されて、どうも飲み行ったり小説の貸し借りしてたとかの俺のこと全部忘れてて、しかも■■病院って調べたら有名な心霊スポットで、でもあの夜なんかあったにしても先輩の悩みは解消されてるし、総合してこれ先輩的には大団円だと思うんですよ、きっと。
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