廃屋のカナリア
実原さんに紹介されたバイトで、よくつるんでた先輩と一緒に参加したんですけど、現場だって連れてかれた民家が見て分かる廃屋で、これヤベえバイトなのかなって先輩と話してたら実原さんから「じゃあこの部屋でしばらく待機しててな、吐き気を感じたらすぐ出てね」って指示があったんで玄関から中に入ったんですけど、吐き気って何だよって二人して首傾げてたら、先輩が咳き込んでからばしゃっと水吐いて、大丈夫ですかって言おうとした途端に俺も水とレシートみたいな紙ぺら吐いたんで、吐き気どころじゃねえじゃんって二人してすぐ逃げました。
バイト代は出ましたけど、病院行ったんで儲けは微妙でしたね。吐き損です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます