　先日友人と一家心中の噂がある廃屋に遊びに行ったときに玄関脇に置かれていた兎のぬいぐるみをその場のノリで自宅まで持ち帰ってきたのだが、やはり曰くがあったのだろう、仏間の隅に放っておいた父が生前派手につぎ込んでいた在野のオリジナル宗教から購入した腕が大量にあるご本尊と夜な夜な口論を繰り返していたのだけども、その口論が囁き声から怒号になり最近では明らかに仏間の障子や畳にダメージが入っているであろう派手な物音や罵声に悲鳴が聞こえるようになってきたので、これは見ないふりを続けるのも勿体ないのではないだろうかと思い至り、覗き見るかいっそ撮影機材を設置すべきではないかと考え始めている。