どれも嘘だと見逃す夜更け
バイト先の先輩は嘘つきなので、家飲みで酔っ払うたびにしてくれる身の上話は毎回内容が違っていて、ゲームも漫画も山程持ってたけど父親が事業に失敗して夜逃げしたけどいつか再起して迎えに来てくれるとか成績優秀で親族にも神童扱いでちやほやされてたけども従兄の恋人に惚れられて駆け落ちしたけど恋人は事故で死んでしまっただの、凡庸で雑な嘘にまみれているのだけども、そうして嘘を肴に酒を過ごして潰れる寸前に繰り返す
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます