生前とお変わりないようで、
先月死んだ父が夢枕に立っては「お前らのせいで俺の人生はクソだった」「もっと有意義な人生が送れたはずだったのに」「出来の悪い家族のせいで」などと手遅れにも程がある恨み言を述べるので、長男として話を聞きつつそうだね父さん先の見通しとか立てられないから麻雀も弱かったもんな損切りができないんだよね貧乏性だったからと真摯な返答をしていたのだが、最近の夢では黙ってこちらを睨むばかりだったのでそろそろ成仏とかするのかと思っていたら、今夜とうとう俺が布団に横になったところに馬乗りになり首に手を伸ばしてきたので、幽霊になっても結局暴力に訴えるんだなとその脇腹に膝を思い切り叩き込む。
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