11人目 『継ぐもの』

 ・作品名:継ぐもの https://kakuyomu.jp/works/16817330657546712114

 ・作者:妹 様


 この方も和田島さん仲良くされてる方ですよね。ご参加ありがとうございます。

 ご参加作品は、“ご近所の優しいお姉さんな和田島さんが亡くなってしまい、お葬式に行った”という女の子が語り手のお話です。おねロリ、いえ、ロリではないようですが、年の差の良い百合でした!全肯定の優しいお姉さんながら、『全裸靴舐め謝罪』という突き抜けたコミカルさが和田島さんらしくて素敵。

 そういえば、和田島さんとお知り合いの参加者の方は和田島さんが亡くなるお話率が高いですね。私が気づいてなかっただけで、和田島さんには何かそう感じさせる側面があるのでしょうか。(……一体どういう側面なんでしょう。)


 それはともかく、この作品の中に私は和田島さんの「間の良さ」を感じ取りました。

 そもそも「間の良さ・悪さ」、もとい「タイミングの良さ・悪さ」というのは、運の影響を大きく受けるものであり、意識的なコントロールが容易ではないと思います。ただ、影響を与える要因は運だけに限らず、それまでのその人との関係性や普段の振る舞いなども深く影響しているのではないでしょうか。好きな人からのメールなら嬉しいけど、苦手な人からだと嫌だったり。無口な人からのちょっとした一言で心が温かくなったり、いつも余計な一言をつけ足す人にイラッとしたり。(……「余計な一言」というのは私自身よく言ってしまいがちなので、気をつけなければいけないと日々思っているのですけれど。)

 「間の良さ」というのは、その人の魅力がギュッと詰まった一瞬なのだと思います。

 そして、フィクションならば、キャラクターの「間が良い」のはある意味当然ではあります。フィクションの登場人物たちにとって「魅力」はとても大切ですから。

 しかし、現実世界の人間は「間の良い」動きばかりはできません。それでも、この作品の和田島さんが語り手の女の子が望むような振る舞いをして、憧れるような存在として描かれていることに嬉しく思いました。私以外の人、しかも、付き合いの長い人からみても「間の良い」動き方をされている方なのだなぁと。

 そして、それをうらやましくも思いました。私はついつい思慮が足りぬまま、動いてしまいがちなので。もっと考えて動かねばなりませんね。

 あらためまして、ご参加ありがとうございました。

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