補足①フレイヤ教とドッ教について

■レポート:フレイヤ教について

 その昔、女神フレイヤは人々の前に降神され、教祖となるペスカドルなる人物と契約を結び、ペスカドルに連なる信奉者達はフレイヤの御業(※奇跡)を、その信心とフレイヤからの寵愛の度合いによって行使できるようになったと言われている。


■レポート:神盟授奇跡文と追加四条

 女神フレイヤの奇跡を振るう上での約束が設けられていた(「神盟授奇跡文」という石版と共に、人々の手に渡されている)。


 一.フレイヤを信じること。

 二.悪神を崇拝したり、悪神の血肉を受けたり、交わったりしないこと。

 三.不死を求めないこと


 これが原文であり、禁忌とされている基本三箇条である。

 ところが、後年の宗教組織としての運用の中で、新しい禁忌を設けられている。


 四.婚前交渉を控えること。

 五.タバコを吸わないこと。

 六.酒を飲みすぎないこと(適量は良しとされている)。

 七.他神を崇拝しないこと。


 これに四条を加えた計七条の禁忌があるため、フレイヤ教徒はこれらを避けるように務めている。


■レポート:ドッ教について

 何らかの形で、この異世界に伝達された仏教に酷似した宗教である。

 「最初の人」と呼ばれるドッ教の開祖については詳細不明となっている。その代わり、開祖の一番弟子たるフクジュについては資料が残っている。開祖たる人物の有り難い話を要約したフクジュ曰く、「悟りを開く(≠解脱ではなく、=蒙を啓く事らしい)」ということを至上としている。

 ドッ教への入教に関しては、伝達元の宗教と同じく頭を丸め、ドッ教コミュニティに所属する流れに関しては出家によく似ている。


 基本的に禁止されている行いは以下の通りである。


一.不殺(人を殺してはいけない)

二.不盗(ものを盗んではいけない)

三.抑淫(淫らな行いや性行為は抑えるべき※実はドッ教においては禁止ではない)

四.不嘘(嘘をついてはいけない)

五.不酒(酒を飲んではいけない)

六.不死(不死を求めてはいけない)


 ドッ教徒はこれらを避けるように務めること。


■レポート:秘密の教え「殿教」について

 ドッ教というのは通名であり、ドッ教に伝わる密教(秘密の教え)があり、それらは「殿ドッ教」と呼ばれているらしい。

 詳しくは不明である。しかし、一説によると■■で、かつての■教の■■たる■■の力をこの世に■■することができると言われている。












(最後のメモ:彼らの指の動きに注目をせよ)

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