【番外編】風俗店 深夜のバラエティ番組 前編

深夜のバラエティ番組で特殊なSMグッズを紹介してくれるRさん。

今回はバキュームベッド、大きな布団カバーの様になったラバーシートの中に塩ビパイプで枠を作り、その中に人が横になった形で入り真空パックされると言うもの。

その新型が出たので紹介したいとのこと。



まずは、従来のバキュームベッドを男性お笑い芸人が体験してみせる。

ラバーシートの中へと入り、呼吸用の穴を調整、入口のファスナーを閉めれば準備完了。

掃除機で中の空気が抜かれて、ただのラバーシートに男性お笑い芸人が浮き出てきた。

その姿は滑稽にも見えるが、黒光りする表面のラバーが妙なエロさも演出する。

その様子に興味津々、目が釘付けのグラビアアイドルがいた。



「それでは、本日ご紹介して頂く新型のバキュームベッドに入りたい方はいませんか?」

誰も反応がない。

「では、一人興味津々で見られていたグラビアアイドル 紺野 七海(こんのななみ)さんに新型のバキュームベッドを体感してもらいましょう」


スタジオが盛り上がり、七海は断れない状況に。

七海は少し嫌がりながらも周りの勢いに押され、新型のバキュームベッドに入ることを了承せざるを得なくなった。

新型バキュームベッドに入るためには、着替えが必要という事で一旦着替えに行ってもらう。


しばらくして、マネージャーに手を引かれて戻って来た七海は全身が黒いラバースーツで顔までも覆われていた。

肌の露出は一切ないが、呼吸用に口からはチューブだけが伸びていた。

黒光りするラバースーツに包まれたグラビアアイドル 七海の姿はかなり妖艶に映るが、そこには触れずに進める司会者。


そして早速、新型のバキュームベッドへ七海に入ってもらうことになった。

目の見えない七海は誘導されるがまま、新型のバキュームベッドの中へと入れられていく。

呼吸用のチューブが飛び出す形で、新型のバキュームベッドに収まった七海。


スタジオでカウントダウンが行われ、合図とともに吸引が開始。

始めは先ほどお笑い芸人さんが吸引されたのと何も変わらない。

真空パックされた時点で、お笑い芸人さんの時は掃除は止まったが、七海の時は掃除機はまだ止まらない。


掃除機の吸引音がどんどん高くなり、少しうるさく感じ始めた時、急に音が変わった。

新型のバキュームベッドを見ると、吸引されたグラビアアイドル 紺野 七海の形にバキュームベッドが繰り抜かれていた。


バキュームベッドの枠がない状態で体にピッタリと張り付く形で七海は真空パックされてしまった。

真空パックされているので、満足に動けないがなんとかしようと床で暴れている七海。

そんな七海にカメラが寄っていく。

ラバースーツに着替えた時には見られなかった、オッパイの先に勃起した乳首もしっかりと確認できる。


それを見た司会者が言う。

「七海ちゃん、真空パック気に入って貰えたようなので、もう一度、新型バキュームベッドを味わってみますか?」


呼吸用のチューブで言葉にならない声を上げて暴れる七海。

その姿は嫌がっているようにしか見えない。

「またまた嫌がるフリしちゃって、本当はもっとしたいんでしょバキュームベッド、体は正直ですよ」

そう言うと、マイクで七海の勃起した乳首に軽く触れた。


ピクんと反応した後、さらに激しく暴れる七海。

「うーん、これじゃあ、バキュームベッドに入れられないなぁ」

司会者が困ったように言う。

「あっそうだ、マネージャーさん、七海さんを縛っても大丈夫ですか?」


七海のマネージャーは少し考えて、すぐに両手で大きな○を作った。

「マネージャーさんの許可も頂きましたのでお願いします」


司会者は緊縛師に七海を縛り上げてもらうようお願いする。

七海がこれ以上暴れられないように、腕は後ろ手に一本で縛り上げ、足は一つに纏めた上で膝で折り畳んだ状態で縛られた。


後ろ手で胸を突き出す形で大きな胸がさらに強調された上、縄が食い込みより胸が綺麗に見えるように縛ってもらった。


縛られている間も呻き声を上げる七海の顔にもついでに縄が掛けられた。

こちらは暴れる訳ではないが、見た目が黒いラバーと赤い縄の全体のコントラストを考えての事だった。


黒い光沢のあるラバーで真空パックされたグラビアアイドルが赤い縄で拘束されている姿は芸術的な面もあるが、やはりエロさの方が勝る。

画面越しでも数人の男性出演者の股間が大きくなっているのが見て取れる。



少し暴れるのが落ち着いたところで、真空パックされた上から赤い縄で縛り上げられた七海を新型のバキュームベッドへ入れていく。

若干の抵抗を見せた七海だったが、アッサリと新型のバキュームベッドへ入れられると、真空パックされていく。


縄で縛られてもなお、僅かな遊びがあるため体を動かす七海だったが、真空パックされるとほとんど動けなくなった。

さらに、そこから掃除機が唸りを上げて、七海をバキュームベッドから繰り抜いていく。


そして、またも掃除機の音が変わった時点で、七海はバキュームベッドから切り離されて真空パックされた。


真空パックされたラバー越しに七海を縛っている縄がボディラインをより顕著にする。

そして、その体に縄が食い込んでいる痕がクッキリと浮き出ていて、なんとも言えない妖艶さを掻き立てる。

「どうですか?七海ちゃん」

司会者がワザと呼吸用のチューブの側へマイクを持っていって質問しているが、七海が答えられるはずもない。

「うー、うー」

と言葉にならない声が漏れるだけだった。


「え、まだ真空パックされたいんですか?」

司会者がスッとぼけた顔でそんな言葉を口にした。

「Rさん、まだ新型のバキュームベッドって残ってますか?」


「予備がまだ2つありますよ」

Rさんの答えに呼応するように七海が呻き声を上げて暴れ出す。

暴れ出すと言っても左右に揺れるだけ。



司会者は不敵な笑みを浮かべながら、悩んだフリをした後、話し出す。

「すみません、【本日のフェチさん】のコーナーでマミフィケーションつまり人をミイラにするフェチのMさん、七海ちゃんが暴れるのでミイラの様にして暴れないようにして頂けませんか?」


「ええ、構いませんよ」



「マネージャーさん、七海ちゃんをミイラにしてもいいですか?」

マネージャーはまた少し考えて、すぐに両手で大きな○を作った。


「マネージャーさんの許可も頂きましたのでMさん、よろしくお願いします」


観覧席の方から収録の様子を見ていたMさんがスタジオの中央へ歩み出る。


「予定とは違いますが、まずは誰でもできる簡単なマミフィケーションの方法を紹介させてもらいます」

そう言うと業務用ラップと黒いビニールテープを取り出した。


そして、スタッフの手によって運ばれてきた七海に手際よく足の方からラップを巻き付けていく。

しっかりとキツくラップをギチギチに巻いていくMさん。


二重の真空パックに加えて、縄で縛られた七海を今度はラップで拘束していく。

ラップ拘束は体をギチギチに拘束し、首、そして顔にまで及ぶ。

ただし、呼吸用のチューブは塞がないようにして。

ラップ拘束された事で今まで七海は頭だけは振ることができていたのだが、それもままならなくなった。


透明なラップの向こうに新型のバキュームベッドの黒いラバーが見えている。


Mさんはラップでギチギチに拘束された七海の足元からまたラップを巻き付け始めた。

すっかり動けなくなった七海はどんどんラップを巻かれて黒いラバーが薄らとしか見えなくなってきた。


顔にラップが巻き付けられた時、チューブからは「うっ、うー」となんとも言えない声が漏れた。


誰もがこれでラップ拘束は終わりだと思っていただろう。


Mさんの手には業務用ラップが握られ、さらにラップ拘束される七海。

これには司会者もMさんに声を掛ける。

「まだ、ラップ拘束するんですか?」


司会者の質問にMさんは額に汗を滲ませながら答える。

「マミフィケーションですから」


業務用ラップを三重にギチギチに巻かれた七海の体は白っぽく、繭のように見える。


Mさんは今度はラップを黒いビニールテープに持ち替えて、ラップ拘束された七海の体に黒いビニールテープを丁寧に巻き始めた。


「ちょっと、ちょっと!」

司会者がMさんを制止する。


「え、黒じゃない方がいいですか?」

Mさんの質問に、司会者は質問で返す。

「また、三重に巻いたりしませんよね?」


目をパチクりしたMさん。

そしてこう答えた。

「1回しか巻きません、ビニールテープが勿体ないですから」


それを聞いた司会者を含め、スタジオ中がホッとした。

延々と代わり映えのしないラップを巻くのを見せられるのに皆が飽き飽きしていたから。


ラップの繭のようにされた七海は身動き一つ取れないまま、黒いビニールテープにより今度は黒い繭にされた。


「こんな感じでどうですか?」

司会者に尋ねるMさん。

「ご協力ありがとうございました」

司会者がそうお礼を言うと、Mさんは観覧席の方へ戻って行った。

「Mさん、また後ほどお願いします」

司会者がそう言ってから本題に戻る。


「Rさん、七海ちゃんの準備ができましたのでお願いします」


Rさんが司会者の近くに来て尋ねる。

「黒ばかりでは面白くないので、今度は赤色にしましょうか?」


司会者はなるほどという顔をしてから返す。

「そうですね、赤色でお願いします」


Rさんが新型の赤いバキュームベッドを準備して、身動きの取れない物と化した七海を中へと入れて吸引を始める。


全く動けずに真空パックされていく様子は面白味がない。

疲れてしまったのか、七海も全く声を上げなくなってしまっていた。


掃除機の吸引音が変わってしばらくすると、赤いラバーで真空パックされた七海がバキュームベッドから切り離された。

七海は全く動けないただの物のよう、唯一呼吸のチューブから聞こえる呼吸音が彼女が物ではなく人である事を主張していた。


赤いラバーで真空パックされた人のような物、そこから伸びる黒いチューブを司会者が塞ぐと呻き声を上げるが、僅かに揺れるだけ。

物にされた七海だが、収録は続く。


七海は番組開始時に座っていた1人掛けソファーへとスタッフに運ばれ、膝を曲げた状態でソファーに乗せられロープで落ちないように括り付けられた。

なんとも言えない状態の七海だが、そんな七海にはお構いなしに収録は続く。

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