第10話 風俗店 曝け出すアオイ編

奥の部屋へ着替えに向かうアオイさんの着物姿の背中を見送る。

あんなにお淑やかで、美しい女性がラバーを着て縛られる姿を想像するだけで、勃起が抑えきれない。


俺は脳内妄想だけで射精してしまいそうなほど、ビンビンに勃起していた。


俺はテレビを観ながら着替えを待たせてもらう。

着物を脱ぐだけでも時間がかかり、そこからラバースーツを着るのだから必然時間はかかるだろう。


ようやく現れたアオイさんは赤いラバースーツに身を包んでいた。

アオイさんは体を手で隠すようにして言う。

「なんだか恥ずかしいですね、お店だと大胆になれるんですが、自宅でラバースーツ姿を誰かに見せた事がなくて」

そう言って照れ笑いするアオイさんも素敵だ。


「どんな拘束が希望ですか?」

俺が尋ねるとアオイさんはソワソワし始める。

「ちょっとだけ、待ってて下さいね」

そう言うとアオイさんはまた奥の部屋へと消えていった。


すぐに戻ってきたアオイさんの手にはラバースーツがあった。

拘束具か何かなのかと思い、アオイさんからそのラバースーツを受け取り広げてみる。

明らかに、手足の短いラバースーツ。

俺には理解できなくて頭を傾げているとアオイさんが説明を始める。

「これはヒトイヌスーツなんです、手足を折り畳んでこのヒトイヌスーツを着るんですが、1人では着れなくて…」

恥ずかしそうに語尾を濁す。


アオイさんはヒトイヌスーツで犬のように扱われている動画を見て、それに憧れてヒトイヌスーツを購入したものの1人では上手く着る事が出来ずに仕舞い込んでいたらしい。


俺が拘束してみたいというのを聞いて、恥ずかしいがヒトイヌにしてもらおうと思ったらしい。


他にもアオイさんはラップやビニールテープも出してきた。

ラップとビニールテープで手足を折り畳んで拘束してから、ヒトイヌスーツを着せて欲しいというのだ。


俺が引く事なく興味ありげにヒトイヌスーツを見ていると、アオイさんは奥の部屋へまた消えていく。

戻ってきたアオイさんは後ろ手で何かを隠し持っている。


「アオイさん、どうしたんですか?」

俺が聞くとアオイさんは手にしていた大きなカバンを出し、その中からラバーマスクを取り出して俺に見せてきた。


「ヒトイヌスーツを見せても引かれなかったので、ヒトイヌになる前にラバーマスクも被せてもらおうと思ったんです」

モジモジしながらアオイさんか続ける。

「私、顔を何重にもマスクを被って圧迫されると興奮するんです」


俺は少し笑みを浮かべて言う。

「だったら首元のマスクも被せればいいんですね」


アオイさんは照れ笑いしながら、首元のラバーマスクを引っ張り出して見せてくれた。

そのラバーマスクは鼻にしか穴が開いておらず、口はコンドームのようになっていた。

「貴方に引かれたら嫌だなって思って隠していたんです」


「と言うことは、ラバースーツのお股にも同じようになっているのですね」

「バレてました?」

アオイさんは赤いラバースーツと同じ色の赤いラバー水着を着て股の部分を隠していた。


「バイブがあれば、ヒトイヌになった後、下の穴も責めましょうか?」

アオイさんは内股になり、顔を真っ赤にして頷いて言う。

「お願いしてもいいですか?」

モジモジしながらアオイさんが続ける。

「不思議です、貴方になら私の全てを曝け出せます」

アオイさんの顔は赤いラバースーツと同じくらい赤くなり下を向いてしまった。

必要なものを一通り準備してからヒトイヌ アオイに取り掛かった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る