第2話 彼女の美しさ

彼女は、私より背が高く学歴もあり、多才で、仕事だけそとっても完璧な人だった彼女が見ている世界は自由で楽しそうだった。私の目標のない人生からするととても羨ましく思えた。彼女の生き生きした姿が私の目には眩しく避けたいものであった。



私はまず親しくなり自分の側近に彼女について調べさせた。もし彼女の身元がしっかりしなければ彼女との縁は全て消え去るが彼女の父親が官僚であったことで心配は消え失せたのであった。


彼女の経歴は華々しいものであり火の打ちどころがなかった。



彼女の言語量は数々の留学経験によるもので勉強家であった。また調べていくうちに私は自分がとても情けなくなった。本人に聞けばいいものを私は自分自身ではなく人に調べさせたからだ。



私はその日から彼女に仕事以外の会話も求めるようにした。何度もデートを重ね私はついにプロポーズを決意したのであった。



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