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あれから3週間、駅には行っていない。iPhoneを見ると電話とテキストメッセージとLINEが大量に届いていたが全て無視した。学校にもバイトにも行かずに部屋にこもった。母親が心配して「何があったの?」と何度も聞いてきたが「うるさい」と答えるだけだった。母親も困った様子だった。菅は俺が部屋に引きこもっている事が怖かったらしく、1週間前に出ていった。どこに出ていったか分からないが知った事じゃない。
そして、1週間前から禁断症状が出始めた。腹が減ってしょうがない。母親は、食事を部屋のドアの前に置いたが、普通の食い物では物足りなかった。人を食べたい。そう思うようになっていた。だが、もうあのチームには戻るつもりはない。俺のプライドが許さない。もう、水川と高橋がイチャイチャしているところ見るのは拷問に等しい。
お腹が空いたある日の夜、我慢できなくなった。もしかすると、生肉なら満足できるのではないかと家を久しぶりに出てスーパーへと向かった。時計を見ると22時を過ぎていた。
俺は、線路の向こう側にあるスーパーに向かうことにした。スーパーに行くには開かずの踏切を通るより、地下通路を通るほうが早い。地下通路を使うことにした。
地下通路の階段を降りると、そこには山本と子分がいた。山本と子分は、おそらく中学生だろう少年をカツアゲをしていた。
山本の子分が俺に気づいた。
「山本くん。アイツです。桐谷です」そう子分が云うと、山本がこちらを見ていた。とてもびっくりした様子だった。
「おい、桐谷、何してるんだ?」と少しビビっているか声がうわずっていた。
「買い物さ。お前は何やってるんだ?またカツアゲをしているのか?馬鹿だな」と俺が云うと、カツアゲされていた少年が好きを見て全速力で走って逃げた。
「おい、お前のせいで財布が逃げたじゃないか」と強気の発言をしていた。おそらく、そのくらい強気の発言をしないと子分に示しがつかないのだろう。
「何強がってるんだよ。山本。お前一人じゃ何もできないくせに」
「なんだと、もう一度言ってみろよ。このクズ」
俺のスイッチが入った。パワーを山本に集中させた。
山本の身体は宙に浮いた。
「なんだこれは」と山本。あまりの出来事に失禁をし始めた。
山本の子分の1人が恐怖のあまり逃げ出した。すると、俺はそいつにパワーを集中した。すると、山本の子分の体が破裂して肉片と血液が白い壁の地下通路真っ赤に染めた。それからは、残り4人の子分を1人ずつ体を破裂させた。地下通路は大量の血液と肉片で真っ赤に染まった。
「頼む。助けてくれ。今まで本当に悪かった。反省してる。この通りだ」と子分の破裂した体の肉片で真っ赤になった山本は涙を流しながら言った。
「お前には随分お世話になった。だから、少しずつ殺してやる」そう云うと、俺はまず山本の指を一本ずつ、ゆっくりと破裂させた。指を破裂させる度に山本は気を失ったが、パワーを使い意識を取り戻した。
山本は意識を取り戻す旅に叫んだのでうるさいと感じて声帯潰してやった。すると、口から血液が大量に溢れ出た。
「なあ、どんな気分?痛みを感じるのは?お前がしてきたことの罰だよ」すると無性にお腹が空いてきた。
俺はパワーを使い山本の右腕をちぎった。ぶちぶちと音を立てながら筋肉と神経が切れる音が地下通路に響いた。
俺は山本の腕を食らった。「おい、山本。お前は不味いと思っていたが意外と美味しいじゃないか。お前のことが少し好きになったよ」と云うと山本目は恐怖で目が泳いでいた。「大丈夫だ。さっきも言った通りに少しずつお前を殺してやるからよ」
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