綿の原
銀の河面も 波の隙間に
黒い音 締まる指から 響く脈
膨らむ血潮も かすみに溶けゆく
古傷も弄れば 朱い水が出る
すすれば それも私の血肉
ぐつぐつと 煮え立つ胸の 奥のワタ
ぐるぐる回して この首がフタ
わたの原 十字に斬れば 紅い道
きらめく星は とどけどとおく
冷えた藍に沈む実は おくとりょう @n8osoeuta
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます