第3話 霧の結界と説教

 幌馬車は霧の中を進んでいく。

 霧と言っても俺たちには精霊の加護があるので問題なく先が見える。ただ、イメルダから見ると真っ白い霧の中を右へ左へ何度も折れて進んでいるように見えるらしい。

 馬車を進めていると頭痛がするらしく、里の結界を抜けるまではオーロに御者を任せるようだ。

 いつも野営地に里から迎えが来たら、迎えの者に御者をお願いしているらしい。


「今日の夜には野営地につくだろうよ。野営地から西へ一日でイケーブラの村に着く。そこからあたし達は南のイケーブルに向かう。迷宮都市に向かうならイケーブラからひたすら西に行くんだ」


 イメルダが言うにはイケーブラから西に四日ほどでイケーブフ、二日でイケーブス、さらに二日でイケーブエ、さらに二日でケーブの町に着く。

 ケーブの西南西に迷宮都市があるらしい。


「ケーブから東のこのあたりはイケーブ地域と呼ばれていて、村の名前はだいたいイケーブで始まるんだ。ややこしいかもしれないけど慣れればたいしたことはないよ。そのおかげで村の名前を聞くと大体どのあたりの出身かがわかるんだよ」


 俺の場合はイケーブラのそばの小さな開拓地、里の出身ということになり、東開拓民ということになるらしい。

 イメルダが言っていた狩人を必要としている村というのはイケーブスのことらしい。


「イケーブスの村長に手紙を書いておくよ。開拓民の中で獣を狩るのに長けた者を連れてきてくれないかと頼まれていたからね。村長が住む場所を用意してくれるはずさね」


 イケーブスはそれなりに大きな村だそうだ。

 家を借りるのも建てるのも大変らしい。

 イメルダとイケーブスの村長は一時期迷宮都市でいっしょに活動していたらしく、イメルダが腕を見込んだ狩人であれば、と小さな家を用意してくれているらしい。


「あの村は農業が盛んだから、農作物を狙う鳥や獣を狩っていけば、普通に生活できるぐらいの報酬が村から出ると思う。狩人組合の支部もあるから、組合に持って行けばお金も手に入るし貯金も出来るよ」


 今まではずっと里にいたからお金は必要なかった。

 イメルダはここ数年俺が渡したミワの実や鹿の角やイノシシの骨なんかをお金に換えてくれていたらしい。

 折半したよといいながら、小金貨十枚譲ってくれた。

 ついでに一枚分は銀貨や銅貨に両替もしてくれた。


「いいかい。武器は高い。この小金貨十枚でもいい剣を買おうとしたら全く足りない。だから武器は大事にするんだよ。小金貨十枚というと一家族が半年ぐらい働かずにいられるかもしれないぐらいの大金だ。見せびらかさない方がいい。普段は銀貨か小銀貨を使うんだよ」


 お金を見えないように身につける方法も教えてくれた。革袋を揺らしてもチャラチャラ音がすると金を持っていると見なされて荷物を奪われることもあるらしい。

 村はまだいいが、ケーブの町まで行けば俺なんかはすぐにお金をすられてしまうんじゃないかと心配してくれた。


 銀貨三枚でマントも売ってくれた。

 今、俺が羽織っているマントだけだと野宿するときに厳しいらしく、もう一枚上にかけられるようにと渡されたマントは迷宮産。

 迷宮の第一層でドロップするらしく、供給過多で値崩れしているということだ。

 行商人であるイメルダから買うからこの値段だが、迷宮都市までつけば小銀貨一枚で買えるという。

 俺が迷宮都市に行くのは二、三年後になるだろう。それまでに野宿する機会も何度かあるだろうし、イメルダには世話になっているからありがたくいただくことにした。


 馬車はゆっくりと霧の中を進む。

 その間イメルダは世間知らずな俺にいろんなことを教えてくれた。

 町に入るときにはお金がかかること。

 村に入るときはお金はいらないが、何かを買ったりするのが礼儀なこと。そうしないと先で獣の大群にあって逃げ込むときに嫌な顔をされる。顔を売っておけば、誰かが助けてくれる。

 他にも挨拶の仕方、食事の作法、店に入ったときに触っていいもの、だめなもの、身分証明書の作り方、家の借り方、家の買い方、村での水の入手の方法、洗い場や洗濯場の使い方、共同のかまどの借り方。

 俺はさまざまなことを聞きながら、時には紙に書きつけ、時には質問し、常識みたいなものを教わった。

 イメルダは開拓地から人を探して村に連れてくることが過去にもあったらしく、主な注意点をすらすらと話していった。


「オーロは一緒に行動するからいいけど、カイとはイケーブラで別れるからね。イケーブラでは村長に直接あたしから言っておいてあげるけど、イケーブスまでは一人で行ってもらわないといけないから」


 心配だというようにため息をつくイメルダは、まるで俺の親戚の叔母さんのようだ。

 確かに成人したばかりのまだ子供と言っていいぐらいの俺が一人で旅をするのは心配なのだろう。俺の剣の腕をイメルダも知ってはいるが、世慣れていないのはどうしようもない。

 一年ぐらいオーロと同じように一緒に過ごさないかと言ってくれたけど、両親が亡くなってからずっと一人で過ごしてきた俺は人とずっと一緒にいることを少し苦痛に感じるようになってしまった。

 だから里を出てきたんだ。


 イメルダはいい人だけど、一年一緒にいると不満に想うこともあるだろう。

 たまに会うからやさしくできるのであって、ずっと一緒にいてこの関係が保たれるかはわからない。

 誘いはうれしいが、イケーブスに職があるというなら、俺はそこで自分一人でどこまでできるのか試してみたい。


「そろそろ昼時じゃないか」


 オーロが声をかけてきた。

 イメルダが御者台に向かう。

 外の霧はまだ晴れていないが、少し開けたところに出たようだ。


「ここらで休憩してお昼にするかね」


 ここまでにも一回休んでいたが、そのときも霧の中だったので馬に水をやってすぐに出立していた。

 お昼となると半刻は休むだろう。


 オーロが馬車を止めて、イメルダは収納箱から鍋やらいろいろ取り出してきた。


「今日は里でもらった煮込みとパンがあるよ。煮込みはちょっとだけ温めようかね」


 なるほど。収納箱に鍋ごと収めていたのか。少し温めると言うことは少し長めに休憩をとるようだな。


「近くを少し見回ってくるよ。オーロはイメルダを手伝って」

「おい、カイ」


 御者台の方からオーロが声をかけてきたけど、


「すぐ戻ってくるって」


 といいながら、弓をもって飛び降りた。

 布袋ともらったマントは幌馬車においてあるから身軽だ。


 このあたりの西の森にはあまり来ないことになっている。俺たちがいつも行くのは北の森か東の森。西の森に来るのは客人を招いたり、送ったりするときだけだ。

 だからこそ、このあたりに来るときには少し間引きをする必要がある。


 精霊達も手を入れないと行けない場所に誘導している節がある。

 少し森に入ると薬草やきのこが簡単に見つかるし、薬草は多すぎて間引いてやらないといけないような状態だ。短時間とはいえ手入れをしないと。

 俺は腰のポーチからたたんでおいた布を出してきて地面に広げた。


「採集 ルドラ草」


 採集は非常に便利な魔法で周りの対象物を半分ぐらい収集する魔法だ。こういう間引きのために先人が編み出したらしい。布の上にルドラ草がいくつも飛んでくる。


「採集 ココナ草」


 今後はココナ草が飛んでくる。

 ただ、この魔法は里の周りの霧の中までしか有効じゃないらしい。この魔法は周囲の精霊の力を借りる里のオリジナル魔法らしい。

 外にでた者達によると、外には精霊がほとんどいないらしく、魔法はほとんど使えない。里の外で薬草を集めて生計を立てようと計画していた先人が相当苦労したらしく、採集は里の範囲内でしか使えないことが里人の常識として知られている。


「採集 コナの実」


 今度はコナの実が飛んでくる。

 ルドラ草は熱冷ましに、ココナ草は毒消しに、コナの実は虫除けになる。

 いったん布を結んでルドラ草とココナ草とコナの実を包む。


「全採集 パパラ草」


 パパラ草は下生えの雑草で、これを全部抜いておくと簡易的な森の手入れになる。本当は木も少し伐採する方がいいんだが、今回はそこまでできないだろう。

 俺の足下にパパラ草が山のように積まれていく。


「ファイア」


 パパラ草が燃える。その火の中にどんどんパパラ草が飛んできて燃えていく。


「プレス」


 燃えかすを圧縮して、土の中に埋めた。

 最後の仕上げに矢を一本射る。


「キュッ」


 パパラ草が無くなって視界が開けたときに慌てて隠れようとしているうさぎを見つけた。昼に食べる必要はないが、野営地にどれだけ食料があるかわからない。

 イメルダの隊商の留守部隊は霧のないところで狩りをしているんだろうけど、動物たちも馬鹿じゃない。隊商がいるときは霧の中に逃げ込んでくる。このあたりの方が野営地よりも無防備な獣が多いはずだ。

 できればもう二、三匹獲っておきたいところだ。


 ドライ魔法で血抜きを行い内臓を処理して、きのこを集めながら、もう一匹兎を狩って、処理して馬車に戻る。

 オーロはすでに食べ終わり、イメルダの食事も終わりかけだった。


「カイ、遅いぞ。急げ!」

「すまん。パンは馬車の中で食べるよ。煮込みだけ頼む。それとこれ、お土産」


 俺を見たイメルダは煮込みをよそっているので、兎をオーロに渡した。


「兎だけか?」

「いや、ルドラ、ココナ、コナ、それとアカきのこと白茸だな」


 アカきのこはアカというより明るい茶色のきのこで焼くとさっぱりとして食べられる。白茸は兎の肉と一緒に煮込むと旨い。


「もうちょっと狩りたいところだけどな。霧を抜けたら少し探してみるよ」


 俺たちは霧の中にいても里の場所はわかるので普段は困らないのだが、幌馬車の場所はわからない。

 今回はそれほど遠くまで行ってないので戻ってこれたが、狩りをするならもう少し霧が晴れた場所でやらないと馬車に戻るのに苦労する。


「これは今日の夕食かねぇ。カイ助かるよ」

「いや、このぐらいしないとな。ただで乗せてもらってるんだし。薬草も乗車賃ってことで」


 そう言って、煮込みを受け取って、代わりに布包みをイメルダに渡した。

 イメルダは包みを開いたが、すぐに閉じてため息をついた。


「こんなにいっぱい。数えるのはあとでやるよ」

「手伝う」


 そう言いながら急いで煮込みをかきこんだ。


「ゆっくり噛んで食べなきゃだめじゃないか」


 イメルダにあきれられたが、俺のせいで出発が遅れて日が落ちたら申し訳ない。

 少し噎せながら煮込みを食いきり、急いで食器の汚れを草で取ってイメルダに渡す。

 きちんと洗うのは野営地についてからだ。


「食ったら乗れ」

「おーよ」


 馬車に飛び乗るとオーロが馬車をゆっくり動かし始めた。


「カイ、パン食いな」


 イメルダからパンを受け取って、少しずつちぎりながら口に入れる。

 やや固めのパンは煮込みと食うにはいいけど、それだけで食べるなら水がいる。

 水をちびりちびりと飲みながらパンを食い、食い終わったら草を数えているイメルダを手伝う。


「こういう草は十本ずつ束にするんだよ。憶えておきな」


 イメルダは器用に草を十本ずつひもで束ねていく。

 俺も教わりながら草を束ねる。

 しばらく黙々と作業が続く。


「ルドラ草は三十五束、ココナ草は二十七束、ココの実は四十五個だね。ふぅ」


 ルドラ草は三本、ココナ草は六本余った。

 十本ずつとは知らなかった。

 村に行ったら気をつけよう。


「こうやって里と村の間でいつもあんたたちは草刈りとかしてくるけど、これ、絶対に信頼できる人以外には見せてはいけないよ。こんな風に草を刈っているところは信頼できる人にも見せちゃ駄目だ」


 イメルダが言うには俺が魔法で集めたルドラ草は根っこまでついていないといけない草だが、根を傷つけないように掘ろうとしたら、どれだけの達人でも半刻に集められるのは二束もないらしい。

 俺はその半分の時間で三十五束も集めてしまった。

 それだけではなく、ココナ草にココの実にアカきのこに白茸まで。これはどう考えても普通ではないらしい。


「いいね。一刻に三束で上等。一日がかりで十五束ももってこれば薬草採取の達人だと思われるよ。それを憶えておきな」


 普通は一種類の草だけを取り続けることなどできない。

 途中で獣に邪魔されたり、別の草を見つけたり。

 それに群生場所を見つけないと場所の移動だって必要だ。


「それとルドラ草は一束で銅貨五枚、十束で小銀貨一枚。小銀貨一枚あれば宿で個室に泊まれるぐらいだよ。あたしが里で買うときは仲介料があったから一束銅貨二枚で買わせてもらったけどね。これじゃあ、もらいすぎだよ」


 ブツブツ言いながらイメルダは価値を教えてくれた。

 ココナ草は毒消しが貴重なので一束銅貨七枚、ココの実はいろんなところでとれるので安くて、一個銅貨一枚。


「ほら」


 イメルダが銀貨2枚出してきた。そのうち1枚をイメルダに馬車に乗せてもらっているのだからと言って返した。

 銀貨一枚だけで十分だ。

 ついでに兎の価値もおしえてもらったが、兎は肉しか売れないので、角や骨も材料になるイノシシやシカほどの価値はないらしく、肉も少ないので銅貨二枚だという。

 ココの実二つで兎一羽か・・・。

 その代わり、どこの村でも兎肉や兎の干し肉は安く買えるので、旅をするならそれも憶えておけと言われた。


 さすがに俺が燃やしたパパラ草はどこでも値がつかない雑草らしいが、イメルダがこの森で見た恵みの中で一番高額なのは黒きのこらしい。

 なんと一本で小銀貨五枚。

 宿に泊まれてしまう。

 今度から金になる物を聞いてから森に行くべきだな。


「それと、カイ、あんたに言っておく」


 イメルダの声が少し変わった。真剣な声に。


「こういう隊商で行動しているときに一人が勝手な行動をとることは許されない。あんたはあたしらの返事も聞かずに森に飛び出していった。確かに収穫はあったさ。だけど、それで許してくれる隊商はいない。

一人が勝手な行動をして旅が遅れて、野営地に無事に着けなかったら?

村まで行けなかったら?

そんな危険をもたらす者を隊商に置いておけない。

肝に銘じておきな。あたしはあんたが今回初めての旅だと知っている。だから一度は許すけど二度はない。次にやったら置いていく」

「…ごめん」


 イメルダは怒っていた。

 俺のことを思って怒ってくれていた。

 だから、素直に謝った。

 確かに俺は浮かれすぎていた。

 霧の中を通るときに森の手入れをすることは里の決まりだが。イメルダは知らない。

 俺はちゃんと許可を取ってから動くべきだった。


「一度は許すって言ったろ。ただ、もう一つ言っておくと、里を出たらごめんじゃなくて、すみませんでした、だよ」

「すみませんでした!」


 こうして教えてくれる人を大事にしないといけない。

 それは母親に何度も言われたことだ。

 教えてくれるのは親切だ。

 本当にどうでもいい相手に対しては注意も忠告もしない。

 ただ、関わらないようにするだけだ。

 注意してくれると言うことはこれからも付き合ってくれるつもりがあるということ。

 だから注意されて、それが妥当で、自分が間違っていると思ったら、誠心誠意謝罪をすること。

 昔から何度も何度も言われ続けた。絶対に忘れてはいけないことだ。


 イメルダは俺の謝罪を受け取って、俺の頭をぐりぐり撫でた。

「一年ぐらい面倒見てやりたいんだけどね。本当にあたしと一緒に来ないのかい?」

「ありがたいけど、でも、もう決めたから」

「そうかい」


 イメルダは優しい。

 俺の誕生月がオーロと同じ月でよかった。

 イメルダが来てくれて本当によかった。

 俺は運がいい。

 その運に甘えないように気をつけて生きていこう。


 昼休憩から一刻過ぎた頃、ようやく霧を抜けた。

 あと一刻ほどで日が落ちるが、その前に野営場所に着けるだろう。


「イメルダ、休憩にしないか?ここらでもう一匹ぐらい捕まえておきたい」

「いいだろう。でも四半時も待てないね。すぐに戻っておいで」

「そんなにかからない」


 そう言うと俺は後方に向けて矢を射った。


「拾ってくるだけだよ」


 そう言って矢を拾いに行った。

 もちろん兎にばっちり命中していた。

 馬車に戻る途中でもう一匹見つけて、二匹担いで帰ってきたら、イメルダにあきれられた。


「まぁ、見える範囲にいたし、すぐ戻ったし、いいけど、カイは本当に規格外だね」

「そうか?」


 兎の首を切ってドライの魔法で血抜きをする。

 本当はオーロが氷の魔法を使えそうなんだが、オーロはまだ黙っておくつもりのようだな。


「そんなにさらっと魔法を使って。もう霧のエリアは抜けたんだよ。ちょっとは隠しな」

「イメルダには知られているからな。でもこれからは使わないようにするよ」


 無詠唱で魔法を使えるのは精霊付きの証拠だ。

 俺たちの里以外にも精霊の隠し里はいくつかあるようだし、里の出身じゃなくても普通に森や湖や川で精霊に気に入られて精霊付きになる人もいる。

 とはいえ、精霊付きだとばれるといろいろ拘束されることもあるらしい。主に大きな町や都市で。時には報酬で、時には脅しで。

 それはちょっと面白くない。

 だから、俺もオーロもここから先は魔方陣を使った魔法以外は使わない。

 そう決めている。


「カイ、とっさの時に使わないようにするためにも、今から使わない生活に慣れておく方がいい。俺はそうしてる」

「わかった。俺もそうするよ。もう結界も抜けたしな」


 オーロは手綱をさばいて、馬車を進める。

 今は鞭を使っていないようだ。

 精霊器を使って練習しているのかと思ったが、霧の結界を出てからはむしろ触らないようにしていたらしい。

 辺りはすっかり霧が晴れて、里から離れたことを感じさせた。そして、先ほどまでうっすらと感じていた精霊の気配も消えた。

 ただ、腰に着けた短剣からかすかに、だけど確かに暖かい気を感じていた。

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