第17話 侵略遊戯、最後の一人

山の山頂で3つの墓がたてられていた。


強欲が怠惰と嫉妬、暴食の3人のために作ったのだ。


今まで部下は切り捨て墓なんか一度たりとも作ったことはなかったのに。


強欲は空っぽだった。


侵略遊戯は強欲の案により始まった。


強欲は本当にただの暇潰しだったのだ。

その星にすむ者達にあることを教えるとどうなるのか実験という遊びで暇潰しを行っていた。


強欲はやることを決めたはいいがどうすればいいか分からない。

そのため、強力してことな進んでいた。


強欲は今楽しんでいた。

だが心の中は空っぽのままであった。


そんな強欲へと色欲鬼と融合した美郷が近づく。


強欲蝙蝠は虚ろの瞳のまま右手をあげた。

美郷が右手で触るため右手を前に付き出しながら突き進む。

美郷は地面に落下していた。


強欲蝙蝠の前に色欲鬼はいた。


色欲鬼は今の自分に起きたことに理解できなかった。

それは美郷も同じであった。


それが必然であっても一度くっついたものが全く同じ形で二つになることはないからだ。


奇跡が起きたと割り切った二人。


強欲蝙蝠が言う。

早く鬼共を使い人間達を殺せ。


強欲蝙蝠を色欲鬼は睨み付けその場から逃げるように去っていく。


屍鬼は全て屍となった。


色欲鬼の元へ向かって憤怒と傲慢の二人がやって来た。


傲慢の吸血鬼にする攻撃を逆に鬼に変えて返り討ちする色欲鬼。


傲慢は色欲鬼に敗北した。

美郷に燃やされて。


美郷にはまだ色欲鬼の能力が残っていた。


そこへ憤怒の攻撃が押し寄せる。


傲慢は消し炭となり消えていった。


ゆるさねぇ!といいながら二人に迫る憤怒。


強欲は動かなかった。


そこは暗黒の空間。


俺朝未と古都音はなぜかそこにいた。

そこへ誰かがやって来た。


古都音、久しぶり。と言って美郷が近づいてきた。


古都音が美郷に近づく。俺は止めることが出来なかった。

声が出せなかった。


古都音は美郷に両手で触られた。

古都音は美郷に両手でふれる。


そこへ強欲蝙蝠がやって来た。

あなたが朝未か、どう思うこの世界は。

と聞かれた朝未。


この回答を間違えればそれは。


ふざけるな。

それが朝未の回答であった。


朝未は分かってないみたいだな。

君はもう死ぬしかない、理解しているのだろう。

君では私を殺せない。


そうだろう、朝未君。


俺は強欲を殺せない。それをできるのは人はいないと思う。

あんたは平和の世界に絶対に生まれる異分子の一つ。

それは動物としての本能とも言える。他者を殺すこと。


自分より優秀な者、自分と同じぐらいの者。

自分の命を絶やさぬため、誰かを殺すこと。

それは俺達動物が生きる目的。


生きるためには3つ、衣食住の3つ。

それ意外に三大欲、睡眠と性と食。

これらに人類は逆らえない。


そして、七つの大罪達は求めること全てである。


強欲の能力は洗脳。

朝未は強欲の能力、洗脳で強欲には敵わないと考えるようになった。


本当に素手で戦ったら勝つことは無理だ。


しかし、この暗黒の空間ではその事実を変えることはできる。なぜならその暗闇世界は人を人足らしめる世界であるからだ。


だからこそ朝未は勝つことができる。

自身を信じるのではなく、強欲を倒せると信じるだけで勝敗は決まる。


朝未は思った。負けると。


強欲は言う、今もなお世界の至るところで人が死んでいる。それになんの変わりはしない。

私達はその支援をしている。君達増えすぎ星に害を与えるものを排除することが私達の目的でね。


朝未には私達の一員となってほしくてスカウトにしたい。

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