第14話 侵略者の会議室と侵略遊戯、その4
ある場所の会議室。
コウモリ男。怠惰と憤怒と傲慢。
そして、色欲鬼が集まっており、怠惰と傲慢、憤怒のサポートの元色欲鬼がサバイバルゲームをしていた。
結果は色欲鬼は早々に離脱。
怠惰と傲慢の一騎討ちになり怠惰の勝利で終わった。
コウモリ男は一人テーブルでうつむいていた。
そんな五人の元へ新たに一人やって来た。
扉がバン!と蹴られて開いた。
暴食様のご登場よ。皆さんひれ伏しなさい。
いつも思うけどなんで暴食はあんななのよ。もう少し態度を考えなさい。直接言うと悪いからいいのだけど……。
コウモリ男は暴食に近付きひれ伏して暴食の手を取ると掌に口づけをする。
お待ちしておりました。暴食お嬢様。今日はわざわざ足を運んでいただき誠に感謝申し上げます。
なのだそうです、なんと言うか。イライラします。
なんで私にはあんな風にしてくれないの。あそこまであからさまな態度を取られると嫌気がするけど色欲嬢とか言ってくれればいいのに。
口を尖らせてどうしたたんだ色欲!あ!まさか!そういうことか!そうかそうか!そうだっかのか色欲!お前なら大丈夫だ気にするな!
笑いながらそんなこと言われたってなんの励みならないから。ふざけたこと言うくらいならなにも言ってこないでよ。憤怒のバカ。
そこへズタズタにされた女子と楽しそうな顔をした嫉妬がやって来た。
色欲さんはねーあのコウモリ男がねー好きなのねー。
好きなのね、好きなのね。頭に響く嫉妬の声。
ふーん。そうなのーと思う嫉妬。
それでその娘大丈夫。ズタズタになってるけど。
女の子を見ながら嫉妬に聞く色欲鬼。
大丈夫よ、ねぇ。
はい、大丈夫です。
ダメそうよ嫉妬の悲鳴姫様(
君達、申し訳ないが雑談はそれぐらいにしてくれ皆の者。
コウモリ男の言葉に沈黙が走る。
やっと学生達は覚醒した、本気を出そうじゃないか。
発破をかけるコウモリ男。
あんたわかってるわよね、コウモリ男。
あんたのせいじゃないのよ。
本気を出せるのはいいかもしれないわね。
嬉しいわねと悲鳴姫と部屋を後にしようとする嫉妬。
あ!お前最高だろ!もっと早くそれ言えよな!
大喜びする憤怒。
あら、あなた。やっとそれを許可してくれるの。
あの子達には酷なことをする様だけど私たちのためだもの。仕方ないわ。
とこちらも嬉しそうな暴食お嬢様。
やっとか、やっとあの小僧共を一掃できる。
こちらも嬉しそうな、楽しそうな傲慢。
面倒。そう思った怠惰ちゃん。
色欲はただ悩んでいた。最初から全力で頑張ってる。
まだ使ってない力はある、でもあれを使っても大丈夫なのコウモリ男。
疑問を持つ色欲鬼。
しかし、彼らは新たなるステージへとかけ上がる。
そして、その者達へと挑む者も新たなる者としてステージへと上がっていく。
果たして。彼らはどこへ向かっているのか。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
暴食のゲームから1ヶ月後。
嫉妬のゲームを始めます。
ルールは投げて勝利したら生き残れる。
砲丸投げと円盤投げとハンマー投げとやり投げ。
この4種目の投げ競技。
対戦相手は西条未菜他四名。
スキルを使って投げる。
それが出来るため余裕で勝つことができる人達。
「いやー楽勝だな。」
「そうだな。」
グサッ!
そんな二人の頭が吹っ飛んだ。
一人は1mの巨大な鉄球に、もう一人はハンマーの鎖でやられた。
参加者によって。
勝つことは余裕だったが被害者が多かった。
西条達は参加者を狙って砲丸や円盤やハンマー投げ、そしてやり投げを行っていた。
負けはしなかったがその行為によって死んでいった。
そして、余裕な勝利ではあったがスキルの制御が効かず誰かに当たってしまうことがあった。
そして、多くのもの達が死んでいった。
俺はただ空高く飛ばせばいいだけなので簡単だった。
古都音は美郷が行っていた。たまに誰かに当たっていたがごめんねー!と叫ぶだけだった。
そんな地獄のような侵略遊戯第4回であった。
嫉妬の特典はそのまま嫉妬。
羨ましいと思ったことが叶えられる。
それが嫉妬の特典。
侵略遊戯第四回被害者。
色欲11人、怠惰20人、暴食200人。
嫉妬114人、憤怒44人、傲慢58人。
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