第8話 侵略遊戯、その2ゲームの時間2


俺はもう一回セットする。


      K

     Q A

    8 4 2

   8 7 5 3

上の十枚を引いたため上のように並べた。


相手からだった。


相手は左二枚を選択した。

相手は9と7の合計16。俺は8と7の合計15。

あと1だけで負けてしまった。

俺はいきなり二枚が消えた。


俺の下の残りの二枚は5と3の合計8。なので7を選択した。

こちらは8なので相手は9で俺の下二枚を消した。


俺は相手のわからない下の二枚か、9のどちらにするか。

考える。


無難に9を選択して、俺の8と2を選択する。

9と10なので俺が勝ち相手の9を消した。


相手は下の二枚を選択して俺の出した8と2を消した。

相手は10と3の合計13、俺は10。二枚とも消えた。

10でいいかもと思ったがそれではダメなのだろう。

俺は残りの4で3を選択して消した。


俺は残り三枚となった、QAK。

相手は残り七枚もある。絶望的だった。


Qで10を選択して消した。

相手は勝ちを確定しているのだろう。左と真ん中の二枚と12を選択した。相手は8と2の10だったため相手の二枚が消えた。


俺はQでもう一枚を選択する。相手の一枚は9だったため消えた。


相手は俺の二枚を選択して自分の二枚を選択した。


俺はQとAの合計13、相手はAとジョーカー。


俺と相手の二枚が消えた。

ジョーカーは二枚なら負けることが確定なのかもしれない。


俺は相手の一枚を選択する。


相手はQで俺はKだったため俺が勝った。


「奇跡だ。」

と呟いた。


通知が来た。

あなたは勝利したため一枚怠惰の硬貨を授けます。

三枚硬貨を獲得するとクリアです。

また、その硬貨を使うことで死を回避できます。


とあった。


有頂天になりながら古都音が心配で見つめる。

絶望の顔をしていた。

スマホを覗いてみると相手は三枚で一枚がQ。

自分は一枚でキングのみ。

見えているQを消す古都音。

相手の二列目のもう一枚もQだった。


古都音はまた引き分けになっていた。

相手の一枚もKだった。


箕郷は負けたといった。

絵札がなかったそうだ。


俺と箕郷は古都音がどうやっているのか見守る。


QAジョーカー2256789

の10枚。


どうするか三人で相談する。

一列目はQを置いた。

ジョーカーを二列目か四列目にするか箕郷と揉めたが二列目にした方が良いと古都音が言ったため二列目となった。

AがあるためAを二列目に置く。

これで二列目は決まった。


三列目と四列目をどうするか話し合う。

四枚に絵札があった場合と三枚に絵札があった場合と話していたが低いものを下に集めて高いのものを上にすると話しになった。


結果。

     Q

   A   ジョーカー

  7  9  6

 5  2  2 8

こんな形になった。

古都音は納得してない表情だった。

しかし俺達二人はこれには手応えがあった。


始めに左の5、相手の右の一枚を選択する。

5と3で相手が一枚消えた。

相手は右から二列目を選択し、見えている5を選択された。

6と5だったため5が消えた。


古都音は右の8で6を選択して消した。


相手は残りの二枚で8を選択。

相手は左から5と8の合計13。古都音は8。

古都音は下が2が二枚となった。

古都音は二枚で相手の5を選択しようとしていたため一枚にするように助言する。


こちらの番で三枚選択できるのと二枚しか選択できるのでは違うからだと箕郷が古都音に説明していた。


三枚を残したまま7と6で相手の二枚を消そうとする古都音。

「それだと同じだから消えるよ、いいの。」

「それはダメ。」

9を選択して8を選択した。相手の8が消えた。


相手は左を選択する。

古都音は9で右を選択しようとする。

「7の方が良いんじゃないか。」

「朝未君のことは無視していいよ、9で大丈夫だから9にしな。」

俺の意見は無視され9で右を選択する古都音。


相手も7だったため俺の意見がなくなって良かった。


相手は残りの二枚で9を選択する。

相手は8と2で10。9が消えた。


古都音は悩むことなく二枚で8だけ消した。

俺と箕郷はあ!と声に出した。

古都音の番で相手の二列目。

一枚は消えるかと思いこっちの方が良かったと思った。


箕郷はこの方が良かった、わからなかったと呟いた。


古都音は相手の一枚を選択して、自分の三列目の二枚を選択する。相手は10、7と6の合計13。

相手の左の一枚が消えた。


相手のもう一枚も10だった。

そのため古都音は残りの三枚となった。

相手の番である。相手の選択はAだったため二列目はなくなり相手がKだった場合敗けが決まる。

相手はQであったから引き分けとなった。


これで三回目の引き分けになった古都音。


いたためられなくなってなにもいわなかった。


古都音は次をやる。


また引き分けになったそうだ。


俺も次を行う。

勝利した。

「あ、アアアアア!」

箕郷が叫び声をあげながら倒れた。

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