<25>ヒト
私は今生きている
生きて十年以上経っている
これって素晴らしいことだ
生きられない人がいる
生きたくない人がいる
それはただ単に事実でしかない
真反対の彼らは
どちらが尊重されるべきだろうか?
現在の結論では前者
生きたくない人は正されなければならない
そんなことは当たり前
しかしこの世界
生き方はたくさんある
「自死」という生き方自体を否定し
全てを消そうとするのは
違っているだろうか?
現在の結論では違っていない
そんなこと言わないで
っていう言葉があふれる中
人は誰でも一度は「死にたい」って思う
生きたくない人、生きられない人
それなら生きる世界を交換して
生き方も交換して
一度だけ
そっくりそのままその人になれたらいいのに
生きたくない人を否定し
生きる方を押し付けるのではなく
生き方を提案したらどうだろうか?
人は変われる
時には全く別の人にも
後戻りできない場所に行く前に
一度だけ変われたらいいのに
と、今でも物思いにふける
この言葉が誰か一人でも
生きる理由になってくれたらいい
無意味じゃない
存在は無意味じゃない
人は誰もが助け合わなければ生きられない
上のところにいる人を
支えているのは自分たちだって
そう考えると
ちょっとだけだけど
誇らしげになれる気がする
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