第20話 星空の下で
「なんと…、黒騎士までも打ち破るとは…。想像以上ですな」
黒騎士との対局を老魔導士はコーションの水晶で見ていた。その目は信じられないものを見せられていると言いたそうに見開かれていた。
「それにしてもアカシアの作ったモノクルを直前で使わぬとは…勝利に飢えた黒騎士の判断とは思えませんな…」
「わたくし黒騎士さんのこと見直しちゃったなあ。男はこうでなきゃいけないわよね」
碁ッドの間は老魔導士とマルリタのくつろぐ部屋と化していた。それぞれに部屋はあるがここの方が居心地がいいらしい。
「碁ッド様。これで中ボスは全て撃破されてしまいました。とうとう碁ッド様の出番となりまするが…」
外を眺めるのが好きな碁ッドは番の鳥が空を飛んでいくのを見ていた。人間と違って動物というのはオスもメスも同種族であれば見た目はほとんど同じだ。人間のように収入という明確な判断基準の概念もない。番の相手として選ぶ時に何が決め手になるのか、碁ッドはそんなことを考えることが多かった。
「大して驚くことはない。結果など最初から分かっていた」
また一組の番の鳥が窓の外を横切り、碁ッドは目で追った。
「分かっていたとは流石ですな。しかしアカシアが作りしモノクルは先を見通す目と呼ばれる物。もしこのモノクルを使っていたならば結果はどうなっていたことか…」
老魔導士が黒騎士を選抜したのは黒騎士が取るであろう行動を見抜いていたためだった。しかし結果的には老魔導士にとって不測の事態が起きて黒騎士は敗れた。
「前にも言ったがあいつは運がいいんだ。黒騎士がお前の言うモノクルを直前で使わなかったのもあいつの運の良さがそうさせたんだ」
碁ッドは外を眺めるのを中断し、玉座に着いた。
「運でございますか…、なるほど、理屈では言い表せない特殊な力を持っていると言う事ですな…。さて、早急に碁ッド様と赤星太陽の日程を考えなければなりませんな。この老魔導士、正直あの若者は黒騎士に敗れると思っておりましたので…」
これからの具体的な計画は何もなかった。老魔導士は黒騎士の勝利を信じて疑わなかったからだ。魔王の時もそうだった。勇者は黒騎士に敗れると思っていた。あの時も黒騎士は狡猾な手段を用いていた。しかし敗れたのは黒騎士の方だった。
同じ状況が起こる事に老魔導士は困惑していた。
「マルリタ、一つ頼みがある」
少し続いた沈黙を破ったのは意外にも碁ッドだった。老魔導士は碁ッドの積極的な言葉に驚いたが、マルリタも同様だった。ただマルリタが驚いたのは碁ッドが自分に対して頼みがあると言ったことだった。
「は、はい…⁉ なんでしょう⁉」
碁ッドの頼み事というのはマルリタにはとても不可解な事だった。
――――――――
黒騎士邸から帰る時には雨はすっかりと上がっていて、よく晴れていた。帰る時はコボルトの召使いじゃなく、アカシアが城まで送り届けてくれた。行くときは眠らされて連れていかれたけど、帰りはアカシアが馬車で送ってくれたことが変な感じがした。
城に着くとイザベルちゃんが門外でおろおろしていた。その理由はわかっている。俺はすっかり城の人達が心配していることを忘れていた。イザベルちゃん一人で外にいると言う事は、部屋にいない俺がアカシアに連れていかれたと言う事に気づいたんだ。
ティーナちゃんにはアカシアの事は黙っていてくれて、俺が急にいなくなったこともすでに対局に行ったとか言って、うまくごまかしてくれたんだろう。
しかし、あのアカシアが絡んでいるとなると安否は定かではないから心配で門外にいたんだと思う。
「あ―――――⁉ たいよう様だ―――――⁉ って何であの時のエルフに親しげに送ってもらってるんですか⁉」
叫びながらこっちに指を向けているイザベルちゃんは状況を理解できないといった表情だった。俺はアカシアにここでいいよと言って少し手前で降ろしてもらった。送ってくれてありがとう、と言うとアカシアは「迷惑をかけた」それだけ言って帰って行った。
「たいよう様⁉ 一体何があったんですか⁉ やっぱりあのエルフに何かされたんですね⁉」
まくし立てながら問い詰めてくるイザベルちゃんに納得いくように説明した。窓からエルフがやって来て連れ去られた事から対局の事まで。
説明するとイザベルちゃんはようやく落ち着きを取り戻してくれた。俺がティーナちゃんにはエルフの件の事は黙っていてくれと言っていたから、ティーナちゃんにも相談できずに困っていただろう。
「ティーナちゃんはどうしてる?」
「今お城でたいよう様の帰りを待ってますよ。お昼ご飯を渡せなかったと言って心配してましたよ?」
ああそうか、俺が弁当を頼んどいたんだっけ…。昼を食べてないから腹が鳴っている。心配させたくないからとはいえ、ティーナちゃんだけ事情を知らないと言う事に罪悪感を感じてしまう。
「ティーナ様⁉ たいよう様帰って来ましたよ!」
玄関に入るなり大きな声で俺が帰ってきたことを言うとすぐにティーナちゃんが来てくれた。
「赤星様、心配しましたよ? 昼食をお持ちにならずに行かれてしまわれたから、何かあったのですか?」
「いや…、特にないんだけどね…、たまたま忘れちゃってさ、ごめんね。そうそう、対局には勝ったんだ。これで後は碁ッド倒すだけだ。そうすればマルリタさんも城に戻ってくるよ」
思いのほか元気そうな俺を見てティーナちゃんは納得してくれたようだ。
昼を食べなかった分、夜はこれでもかと食べた。黒騎士戦は厳しい一局で、アウェイという事もあり体力の消耗が激しかった。
夕飯の後は倒れ込むようにしてベッドに沈んだ。リングの上で力尽きて倒れ込むスポーツ選手みたいに。
俺は対局があった日は眠る前に頭の中で振り返ることにしているが今日は早々に寝落ちしてしまった…………。
俺はその夜夢を見た。向こうの世界の事の夢だ。夢と言っても断片的な映像が紙芝居のように流れてくるだけだった。夢とはそういうものかもしれないけど。
あまりうれしい夢じゃなかった。そりゃそうだ。棋士仲間の輪廻さんがお墓の前で泣いている夢だったんだから。
お墓に眠っている人は輪音さんの家族でも親族の人じゃない。同じ棋士仲間で俺の友達だった奴だ。
俺は夢を見るとその日は早く目が覚めてしまう。この日もどうやら早く目が覚めたみたいだ。
「あら、もう目が覚めたの? まだ寝ててもいいんだよ? 寝顔がかわいかったからもう少し見てたかったし」
「…え? …き、君は……⁉」
いつの間にか部屋にいて、頬杖をついて面白そうにこっちを見ている女の子はティーナちゃんでもイザベルちゃんでもアカシアでもない。しかし俺はこの子の事を知っている…。というか似ている…?
目のまえにいる女の子は棋士仲間の輪音さんに瓜二つだ。と言っても四年前の…?
まだ夢の続きを見ているのか…? いや、どうやらそうではないらしい。じゃあこの子は一体誰だ?
「やだあ、そんな不審者を見るような目でみないでよ、全然そんなんじゃないから。だってここはわたくしのお城だよ? はじめまして。わたくしはこの国の王女、マルリタと申します。よろしくね?」
「マ、マルリタ⁉ き、君が⁉」
目のまえにいる女の子はふわりと立ち上がり、マルリタと名乗った。俺はこの子を連れ戻してくれとティーナちゃんに頼まれてこの世界に来た。そのマルリタさんがどういうわけか目の前にいる。
家出はやめて帰って来たって事か? それならそれにこしたことはない。目的は達成したことになる。
「あんまり大きい声出さないでね? ティーナたちが来ちゃうかもしれないから。わたくし実はあなたと一回町であった事があるのよ? と言っても目が合ったくらいだけど」
マルリタさんは町で目が合ったと言うのはあの壮行会の事だ。コソコソ隠れるようにしていた。あれはマルリタさんだったのか。
「わたくし今日ね、碁ッド様に言われてここに来たのよ? 別にお城に帰れと言われたわけじゃなくて、伝言を頼まれたの、あなたにね」
碁ッドからの伝言? そうだ、最後の対局の相手の名だ。一体どんな奴かは知らないがいよいよラスボスか。
「誰かが来ちゃうかもしれないから手短に話すわね。碁ッド様はね、四年前の続きを打つ。そう言えばわかると仰ってたわ。どういう事かしらね? わたくしには何のことかわからないけど。場所はね、町の食べ物屋さんでやるんだって。わたくしと老魔導士ちゃん驚いちゃった。てっきりお城でやるものだと思ってたから。でもそこが碁ッド様らしいかな。時間は今日の夕方の6時、一人できてちょうだいだって。伝言はこれだけ、それじゃあね」
自分の役目を果たしたマルリタさんは何か呪文のようなものを唱えて姿を消した。
わかってしまった。碁ッドの正体が。マルリタさんが輪音さんに似ていて自分から碁ッドの所に行ったのかも。碁のつながりを碁縁という人もいるけど今この言葉を身にしみて感じている。
さらに碁ッドと名乗っていること。4年前の続きと言ったこと。全てが碁のようにつながった。
「赤星様? もう起きているのですか…?」
異変に気付いたのか、俺が起きている気配がしたのかはわからないけどティーナちゃんが様子を見に来てくれていた。碁ッドとの対局が終わればティーナちゃんともイザベルちゃんとも、勇者含め城の人達ともお別れになってしまう。
いつの間にかこの世界の住人になった気でいる自分がいた。でも俺は元の世界の人間だし。あっちの人達に心配かけるわけにはいかない。
俺が起きていることを伝えるとすぐに入って来た。
「今日はお早いお目覚めですね?」
「夢を見たらね、なんか目が覚めちゃった」
「夢ですか…、どんな夢を…?」
「昔の夢かな」
「そうですか」と言うだけでティーナちゃんはそれ以上は聞いてこなかった。俺は話を変えてさっきまでマルリタさんがいたことを話したらティーナちゃんは寝耳に水というくらいに驚いていた。
マルリタさんが棋士仲間に似ていると言う事は言わずに、かわいらしい人だったと言うと自分の事のように嬉しそうだった。
マルリタさんが伝言があってここに来た事、その内容が今日の夕方6時の対局の事だったと伝えた。
「今日の夕方ですか? それはまた随分と急な話ですね」
「俺の疲れが残ってからチャンスと思ってるのかもね」
俺は冗談のつもりで言ったけどティーナちゃんは信じたみたいで本当に無理はしないでくれと俺の体の心配してくれた。
「それにしても対局の方はこの町でおこなわれるのですね。意外な気がしますが、何か理由があるのでしょうか? マルリタ様が決めたことなのでしょうか?」
「多分碁ッドの気まぐれじゃないかな? マルリタさんが決めた感じには見えなかった気がする」
ティーナちゃんはマルリタさんの事が気になるんだ。本当に帰ってくるのかどうか。マルリタさんの性格はティーナちゃんが一番よくわかってるんだと思う。
碁ッドが気まぐれな提案をするならマルリタさんも気まぐれな何かを言い出すんじゃないかと心配してるんだ。
「そうだ、マルリタさんは元気そうだったよ? 体調とかの心配はいらないんじゃないかな。大丈夫、明日俺が勝って約束を果たすよ」
気になっていた事を言われたことにティーナちゃんは驚いていた。
相手の思考を先読みするのが仕事ですから、とは言わなかった。
「赤星様、これまでいろいろとありがとうございました。本当に感謝しております」
そう言うとティーナちゃんは丁寧にお辞儀をした。中ボス戦を全てクリアしたことに対しての事だろう。しかしまだマルリタさんが戻ってきたわけじゃないから少し複雑だった。
「赤星様、今日の夕方、町までご一緒してもよろしいでしょうか?」
「町まで? もちろんさ。そうか飯屋には一人で行かなきゃならないからね」
そういえばティーナちゃんと二人きりでゆっくりと歩くのは初めてだよな? 散歩デートだ。しかもティーナちゃんの方から言ってくれるなんて嬉しすぎる。
都合よく解釈しすぎてるのはわかってる。最後くらいは見送ってあげようというティーナちゃんの優しさなんだ。
決戦は半日後、泣いても笑っても今日で決着がつく。
――――――――――
「碁ッド様? 言われた通りにウロ城に行って来ましたよ? あれ? いないのかしら? 碁ッド様?」
おかしいわね。この時間はまだ寝てるはずなのに、寝てると知っていながらズカズカやって来るわたくしもかなり強引な性格よね。
もう少ししたら戻ってくるのかしら。
「………マルリタ殿、碁ッド様は、おそらくもうここには戻って来ませんぞ?」
マルリタの帰りを待っていたかのように老魔導士はここにいた。
「老魔導士ちゃん? 碁ッド様が戻ってこないってどういう事?」
「碁ッド様の魂はもうじき天へと向かわれる。赤星太陽との決戦の後でな」
マルリタは老魔導士の言葉を聞いてぽかんとした。老魔導士は冗談の類を言う事がないのはわかっているが。魂が天に向かうという言葉が妙に心の中に渦巻いていた。
「今夜は星がきれいですね」
「そうだね」
星明かりの下、俺達は約束通り町まで一緒に向かっている。日中はティーナちゃんは仕事で、俺はさっきまで寝ていた。
対局開始時刻の午後6時まであと30分くらだろうか。こっちの世界はもう冬で外はもう暗くなっている。ティーナちゃんは今日は俺の対局が終わるまで待ってくれると言ってくれたけど俺は断った。この寒空の中待たせるわけにはいかない。
こんなこと言ってくれる17歳の女の子がいるなんて。
「赤星様、寒くないですか?」
「大丈夫、ドワーフの鍛冶職人が作った防寒着を着てるから」
いつだってティーナちゃんは俺の心配をしてくれる。元の世界に戻ったらティーナちゃんに会えない。そう思うと涙が出そうになる。でもそれは仕方ないことでそれが自然なんだ。
「赤星様はお休みの日は何をされているのですか?」
「んーと、そうだなあ、棋士は休みの日というのがあいまだからなあ。何も予定がない時でも囲碁やってることが多いかな。後は動画みたりマンガ読んだり、一言でいえばダラダラしてる感じ」
ティーナちゃんは動画とかマンガとかを知らなくて、それは面白いのですか? と聞いてきたことが俺には面白かった。
こういう会話は殊の外楽しくて好きだ。素の自分を出していける。
「ティーナちゃんはどうなの? 休み日とかは?」
「私は休みと言うのがあまりなくて、といいますか、私は仕事をしてる方が性に合ってるようで、ほとんど仕事をしてることが多いですね」
確かにそんな感じだ。朝から晩まで働いてる気がする。いつか体を壊すんじゃないかと心配になる。
たまには旅行とかに出かけたらいいのにと言ったら、それもいいですねと微笑んだ。
「そうだ、実はマルリタさんて輪音さんていう俺の棋士仲間にそっくりだったんだ」
「マルリタ様にですか? それは偶然…なんでしょうか…?」
ティーナちゃんは俺の言う事を疑わない、たとえ冗談を言ったとしてもこの子は信じてくれる。でもこの事は本当だ。今も言葉の続きを待っている。
「変な話かもしれないけどその人が16歳の時の姿にね。そうなると俺はマルリタさんが自分で向こうに行ったのも必然な気がしてならない」
それでそれでというように一字一句聞き漏らすまいというように真剣に聞いてくれている。
「その輪音さんと言う人には16歳の時に恋人がいた。同じ16歳で俺の親友でもあった奴だ。でもそいつは死んでしまったんだ」
「まさか碁ッドは、赤星様の親友の方であると…? 」
あまりに飛躍した、妄想に近い考え方なのはわかっている。 しかしこの世界に囲碁が広まったのはある日突然現れた人物の影があったらしいし。
俺の変な考えを聞かされて驚いたのか、ティーナちゃんは足を止めた。
「ごめんねティーナちゃん、わけのわからないこと言って。独り言だと思って気にしないでね」
「そんな事はないです。赤星様がそう仰るのならきっとそうなんです…」
お互い無口のまま歩くと星明かりに負けないくらいの町の明かりが見えてきた。町の飯屋を対局場所に指定してくるなんて実にあいつらしい。俺とあいつはよくマグネットの碁盤と碁石を持ち込んで打っていた。
ファミレスで昼食の間の、暇つぶし程度に打っていたつもりが2.3時間打っていたこともあった。町の明かりと人々の声に誘われるように歩を進めた。
「赤星様、私はここまでになってしまいましたね…」
そうか、ティーナちゃんとはここまでしか一緒に行けないんだっけ。ここまでの時間は本当に楽しかった。まだまだ歩いていたいけどそういうわけにもいかない。
「ありがとね、ここまで一緒に来てくれて。最後の対局の前にリラックスできたよ」
「頑張ってくださいね、お城でお帰りをお待ちしていますから」
ティーナちゃんに見送られて歩を進めた。チラッと振り返るとまだ姿が見える。多分俺の姿が見えなくなるまで入口の所に立っててくれてるんだ。
後ろ髪を引かれるとはこういうことなのかと身をもって感じた。
一旦引き返してみようかなと思ったけど、それはやめて先を急ぐことにした。
「ねえねえ、さっきのお店にいた人かっこよかったよねえ」
「ほんと、この町の人じゃない感じね。冒険者って感じじゃないけど」
すれ違った町の人の会話のお店と言うのは今から行く飯屋の事だろう。
そしてとうとう指定された飯屋に来た。
「いらっしゃい、お客さんお一人かい? あっちは予約席だしなあ、どうすっか………、そうだ、あそこに一人背を向けてるお客さんがいるだろ? あんたと同じくらいの年の客なんだけど。悪いけど相席じゃだめかい?」
店主が指さした方を見てみると、サラサラの髪をしている一人の男がいた。そして服装も俺と同じスーツだ。
俺は快く構いませんと言った。
「おや? あんたとあのお客さん、同じような服だねえ。もしかして友達かい? まあ偶然だよね。それにしてもあんまり見かけない服だけど、若い人たちの間で流行ってるのかい? ああ、ごめんよ、どうでもいいこと言っちゃって。じゃあ席に座っててよ」
やはりあいつに間違いない。あの髪、あの後ろ姿。俺は静かにそいつの所に歩み寄った。
「久しぶりだな、こういう言い方は正しいか? 碁ッド。お前は子供の時から碁の神様になると言っていたからな」
俺がこう言うとそいつは、碁ッドは、いや、
続
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