文化とココロの壁を越えて

外国人転校生のヒジリくんと、その世話役を任された主人公。
無愛想で無表情な主人公が一生懸命与えられた役目を果たしていると、逆に彼から教わったり救われたりすることも沢山あって……彼と関わり合うウチにお互いの人間関係はドンドン広がっていき、自分を取り巻いていた壁が交流によって取り除けられていくことを彼女はいつしか感じるのでした。

まさに情けは人の為ならず。
他人に教えることは自分自身が学ぶこと。

学校という小社会の真理がギュッとつまった胸キュン恋愛小説です。「やたらと場を凍らせる原因」にしっかり言及している場面ではハッとさせられました。
人間関係に悩んだり、辛さを感じる貴方へおススメします!