第四幕 アニエス・ソレル・6場
◯ベランジェール、サヴォワジー伯爵
伯爵、驚く:
「ベランジェール……!」
ベランジェール:
「あなたにとって今の私は、ひと目見て慌てるほど見知らぬ人になってしまったのかしら? そうだとしたら驚かせてごめんなさい。でも、ずっと考えていたの……。私の何が間違っていたの?」
伯爵、動揺する。
ベランジェール:
「話すべきか、黙るべきかを教えてください……」
伯爵:
「何でも話せばいい!」
ベランジェール:
「自分の人生を墓に埋葬する前に……、神によって祝福され、教会によって聖別された私たち夫婦の絆が永遠に壊れてしまう前に、私はこの不名誉が降りかかったときに旦那さまのところへ行ってこう言うべきでした。『旦那さま、権力を行使してまで、この恥ずべき離婚で私を傷つけようとするほど、私が何をしたというの? 裁判官は、少なくとも被告人が何をしたのか罪状を告げる……。ねえ、裁判官どの、私を罰する前に、私が一体何をしたのか教えてください』とね」
伯爵:
「ベランジェール、たった一つの疑惑であなたに偽証した者は、自分の非を指摘された瞬間、その侮辱を足元に漂わせ、私の手袋が拒絶されて落ちるのを見るだろう……。いや、私の知る限り、今でもベランジェールは純粋で誠実な女性たちの模範になれる。女性に課せられた義務で、あなたが簡単にできないことはないだろう。天の神を代弁して私は、ベランジェールの賛美を得るためにそばに置き、天使たちがいる場所にとどめておきたい。
しかし、私のような階級の鎖に縛られた男は、あなたよりも大きな義務を引き受けなければならない。この義務はしばしば苦痛を伴うが、時が来れば、それを果たさなければならない。私は幸せを守るために長い間奮闘してきた。しかし、名誉の前ですべてが壊れてしまった。フランスの名誉も伯爵家の名誉も、いつか私と代替わりする息子を必要としている。両家の名誉を守るために、息子は戦い、私の名前を受け継がなければならない。それが理由だよ、ベランジェール」
ベランジェール:
「ええ、知っているわ。でも、シャルル、私の心の中で語りかけるのは名誉だけだと思っているの? いいえ、それ以上に私の愛が語りかけてくる。特に今日は、あなたの結婚の申し込みを受け入れて『はい』と言った日と同じくらい強い。
あなたはよく真実を話してくれた。さまざまな気遣いを抱えて苦悩する男は、魂の中に愛情を抱く余裕がほとんどない。けれど、女は……! 夫や主君から与えられる幸せ以外に、この世では何も幸福を望めない。夫がある日突然、『もう愛さないから夫への愛を消せ』と命じたとき、哀れな妻は十年間も宝物のように大切にしてきた魂の炎を吹き消すことができなかった。残念だけど、今もあなたを許しているの……! まだあなたを愛していることを許して!」
伯爵:
「ああっ! たとえ息子の人生が罪にまみれていても、私生児だったとしても、その子が何者であろうと、私の名前を受け継ぐ息子が欲しいのだ。そうすれば、私と共にこの名前が完全に死ぬことはないのだから」
ベランジェール:
「よく聞いて。神は時として私たちの心を試そうとされます。そして、試練を乗り越えた時、それまでの怒りは慈悲に変わり、長い間拒んでいたものを私たちに与えてくださる。私があなたから遠く離れてしまう前に、もう一度待ちましょう。神は憐れみを与えてくださるわ」
伯爵:
「死と戦争の危険の中で、待てと言うのか! ……死はいつ襲ってくるかわからないのに?」
ベランジェール:
「死……? ああ、旦那さま、私は戦いの天使が致命的な攻撃を退けてくれるよう、あなたのために祈ります……。 どこかへ聖地巡礼の旅をしようかしら? どんなに過酷な旅でも、たとえそれが未知の場所でも世界の果てでも、私は必ず成し遂げます」
伯爵:
「死を恐れているのではない。息子が必要なのだ!」
ベランジェール:
「私は裸足で行くわ。太陽が照りつけても嵐が吹き荒れても逃げ場を求めず、ロザリオを手に泣きながら祈り、道端で寝ることも構いません」
伯爵:
「神の名において、あなたのさまよう理性を呼び戻せ」
ベランジェール:
「教えて。旦那さまは私に去ってほしいの?」
伯爵:
「ここにいてはならない」
ベランジェール:
「その理由は……?」
伯爵:
「もう話しただろう」
ベランジェール:
「この仕打ち……。考えてないの……? 私の運命を……。つまりあなたは私を追い出して別の妻を娶るのでしょう? そうなんでしょう? まあ、うらやましい! 祈りを捧げるために祭壇に向かう時、あなたにもう一人の妻がいると悪い噂が聞こえたらどうなるかしら。私は震えながら祈りと冒涜が混ざり合い、絶望の中で、神の怒りがあなたと新妻に降りかかるようにと呼びかけるに違いないわ!」
伯爵:
「神は悩める者に力を与えてくださる」
ベランジェール:
「たとえ神の子だとしても、神の力を行使できるのは未来に対してだけよ。未来を変えられても、過去は変えられない。あなたが私に『愛している』と言った過去をなかったことにできるのかしら! あなたの声色と言葉が、今この瞬間も私の心の中で息づいていないとでも? あなたの声色と言葉を忘れさせるために、私を狂わせて記憶を奪うことが可能だとしても、百回は語られた愛の言葉をなくすことはできない! お願いだから、言ったことを忘れないでよ、シャルル! ほら、見て。あなたの膝の上で私は泣きながら謙虚になるから……。私から目をそらさないで! ああ、慈悲深い、私の旦那さま……!」
伯爵、ベランジェールを抱きかかえる:
「起きろ……。もう手遅れだ」
ベランジェール:
「あなたの石の心に憐れみを求めるために、私はまず祈りに助けを求めた。やがてあなたは、私の過剰な痛みが涙に揺れて広がっていくのを見た。そしてついに私は、混乱する頭を持ち上げ、あなたの膝に身を投げて転がった。あなたは何が欲しいの? 何か方法はないの? 何か言いなさいよ……! キリスト教徒なら何か話しなさいよ……! この哀れな女に何か答えてよ、魂に死を抱えたまま放置しないでよ、私を慰めてよ、一緒に泣いてよ、愛の言葉をかけてよ……、たった一言でいい! ああ、なんてひどい人なの!」
伯爵、ベルを鳴らすと使用人が現れる:
「司祭を呼べ」
ベランジェール、自分の部屋に戻る:
「さようなら……! あなたの手は私の墓穴を掘っているのね。せいぜい、私だけが墓穴に落ちるよう神に祈るといいわ!」
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