第二幕 サヴォワジー伯爵・4場

◯同・ヤクーブ、二人の射手の間。伯爵家の中。


小姓が入ってくる:

「旦那さま……」


伯爵:

「静粛に!」


伯爵、ブールジュに送った小姓に気づく:

「ああ、君か、ゴドフロワ! あとで、返事を教えてくれ」


小姓:

「私たちの主君であり王であるシャルル七世が、大急ぎで私の後をついてこられます。国王ご自身が会いに来てくださるのです!」


伯爵:

「我が家に陛下が来られる! 急がせよう……! いや、全員がそれぞれの場所にとどまろう。王の手で罰され、王の正義がどのように行われるかを知るには良い機会だ」


小姓:

「国王シャルル七世を、他の人と同じように名誉も騒音もなく(※派手な出迎えをしないで静かに)ここまでお連れしましょう」


小姓、立ち去る。


伯爵:

「神は、神聖な務めを果たす私に、地上の権力を超える力を与えてくださる。私が正義を執行するとき、もし王が私のところに来たとしても、王はここでは私の客人に過ぎない。ここでは私が王である」


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