第39話・第二イベント:六日目
気のせいか、何個かスキップして正解を当てたっぽいですね。
六日目で調べものをしていたら、グットラックさんからそう言われました。
曰く、この島は移動している事、星座達の争いに巻き込まれていること、問いかけの答えなど。私は素で正解をたまたま当てたようです。
あの後ですが、実は島を追っている星座の化け物はいるらしいです。ドラゴン座の海竜がずっと後を付けている。
それを倒すことができれば、我々は乙女座の仲間として活動すると話してくれました。
「いやー普通に船を選んで、退散する時は船に乗ってくださいと言われた時は喜びましたが、これ島ごともらうルートがあるとは」
「とりあえず船でその海竜を倒すルートに行ってエンドですね。みんなその方向で話纏めておきますね」
「はい。ありがとうございます」
ケモットちゃんからよく分かりましたねと感心されました。いえ、たまたまですね。
あの子がボトルシップをちらちら見ていて、ボトルシップが常に波を突き進むように見えていたところなどで変だなと思いました。
なにより私的には欲しいのは変わりないです。あの子が欲しいです。お姉ちゃんですから、頑張りすぎる子には休んで欲しいんですよね。
とりあえず自由時間、私達はモンスターを倒して、海竜戦にどうすれば良いかの話し合いをして、料理を作る。これの繰り返しです。
海上戦に置いて、私は奥の手があります。クロがいればどうにかできるので、レベル上げですね。
やることは分かり、プレイヤー達はそこに向かって走り出します。コロボックル達も手を貸してくれます。
後は海竜を倒して、その施設を開放するだけです。
「イベント後、私は砂漠の都市を整えます。乙女座の子はそこに連れてきてください」
「はい、わかりました」
そんな会話も裏でしておき、アリスと共にレベル上げです。
アリスもなんとか離れたところから雷を打ち込む練習をしなきゃいけない。その練習をしっかりする。
「とりあえずこの方法でガンガン当てましょうか」
「うん、わかったよお姉ちゃん」
アリスは尻尾を振って答えてくれる。後は本番に備えるだけだ。料理も豪華にして、周りを見る。
ユニコーンに乗って戦く練習をするプレイヤーもいれば、船での攻撃の為、大砲の準備をするプレイヤーなど、さまざまである。
コロボックル達も戦う気らしい。船の管理と操作を覚えて、やる気満々だ。
クリームが戦闘用に服やアクセサリーを作り、配っている。シュシュのようなものを用意して配る。
「アクセサリータダでいいんだろうか?」
「性能良いもんね。倒すのも私達にもポイント入るし、少しもらい過ぎ」
「なら食材持って来ようぜ。うまいもん食いたいし、お仕事になるし」
そう言ってくれるプレイヤーもいるため、料理は問題なく作れる。
私も武器はいつもの装備をしっかり手入れしているが、念のために一本、クロが打った剣を持つ。
能力値は高く、これでパリィの成功率や耐久値は高い目の装備だ。これなら戦えるだろう。
「よし、明日は頑張ろう」
時間帯もゲームできる時間帯。これならば問題ない。
早めにログアウトして、勉強したり時間を使わないと。
そしてログアウトして待っていたのは、課題を持っている妹である。
やれやれ、手のかかる妹だ。仕方ないねえ。
早めに終わらせて寝ないといけない。ため息交じりに私はすぐに課題を手伝った。
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