第2話
「good morning,everyone.」
中2になってから担任になった英語の先生。澤村。
何のためかわからないが、いちいち英語であいさつをしてくる。
彼は日本人である。
「ぐっどもーにんぐ」
とみんなが返事をする。
私は彼のことが苦手だ。
(やばい、宿題忘れた)
隣の席のカコちゃんに話しかけた。
カコちゃんはいつも明るくて、頼もしい。
「宿題・・・?あ、私もやってないよー!」
と当たり前のように言うカコちゃん。
「それよりさ、最近新しくできたジェラート屋さん行こうよ。」
「なにそれ!おいしそう!」
「この前見たんだけど、こんなに山盛りなの。虹色のもあるんだよー。」
授業が終わって澤村に呼ばれた。「竹内はもう5回も宿題忘れてるよな。やる気あんの?」ブチギレである。
「今日放課後2人きりで、掃除な。」
最悪だ、、、
威圧されて、言い返せず。
「カコちゃんはもっと宿題忘れてるのに、、」とボソボソ言った。
「あはは、まあ、そうだな。あいつは忘れすぎだな。」
何があはは、だ。
せっかく楽しい気分だったのに、、
カコちゃんに報告すると、「えー、澤村、メイちゃんのこと好きすぎじゃん。2人きりで掃除とか。きっしょ!」といった。
カコちゃんは宿題忘れても楽しそうで羨ましいなー。
放課後
残っていると、なぜかノリノリで「よし、掃除するぞ。」と澤村。
嫌すぎた私は廊下にいる子に向かって「ほんと嫌なんだけど、変わってー笑」と言った。
すると、澤村にドアを閉められ鍵までかけられた。
これは犯罪では、、、?
嫌いな澤村と2人きりで掃除という罰ゲームが終わり、校門で待っているカコちゃんのとこに向かう。
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