第45話
それから面会時間は終わり、ルナは寮に帰った。それから俺今回の実力不足を痛感したので何を鍛えるか考えていた。やっぱり無詠唱魔法か。複雑なものもできれば上のステージにいくだろう。後は魔法しょに書かれていた封印を解くというのも気になる。俺はなぜか魔力がまだたくさん自分の身にあるような気がするのだ。
暴走しないように押さえていたとか。
まぁとりあえずは魔法書にかいてある魔法と、無詠唱魔法を使えるようにしよう。魔法書の魔法は初代しか使えなかったのもたくさんあるらしいが、俺はそれらを使えるようにする。同じ転生者なら使えるかもしれないしな。
そう重いながら魔法書をルナに明日持ってきてもらおうと思い、俺は布団に横になり寝た。
朝起きると、既に日が昇っていた。いつまで入院すればいいんだ?骨折は治癒符で直せないからな。魔法だったら治せるが、ここはアラスタだ。そんな魔法師いない。しばらくは松葉杖生活か。辛いな。階段とかのボリオリ辛すぎる。骨折が治るまで入院してようかな。単位はテストと実践でとれるから休んでも問題ない。
「おはようー」
「エミリーゼか、おはよう。そういえば魔王軍と戦っていた時何をしてたんだ?」
「魔王軍の中枢を攻撃してたよ。だからとうぶんこっちに侵攻してくることはないと思うよー」
それなら安心だ。遠征でも少なくない人が死んだらしいし、連戦になったら辛い。まぁ町には被害が一切でてないから良かったが。
「それにしてもやるねー。四天王にダメージを与えるなんて」
「倒せてないから意味ないぞ。あそこで倒せれば相手に壊滅的なダメージを与えられたからな」
結局実力不足なのだ。言い分けはしない。陰陽頭はすでに生徒時代に四天王の一人を倒している。それに比べ善戦したとかよく頑張ったと思うのは成長を止めてしまう。やるなら勝つそれくらいの気持ちを持たなくてはない。まだまだ成長できることを実感したので、もっと成長をする。じゃないと魔王がてて来たときに対応できない。
「お兄さまがそこまで気に病む必要はないと思いますの。お兄さまがいなかったらもっと国にダメージがいっていましたわ」
「倒せるレベルじゃないと、いづれ魔王が攻めてきたときに対応できないんだ」
すると目を見開いてルナは驚く。まぁここ数百年は魔王は攻めてきてないからな。驚くのも無理ない。だが未来にかならず魔王が攻めてくる。その時にこの国を守れなかったら俺は後悔をする。だからなんとしても力をつける。そして魔王とやりあえるようにする。
「魔王が攻めてくるんですの?それって、ゲームででてきたんですの?」
「ああ、そうだ。エマのお陰で撃退はしたが、倒すことはできなかった。それ莫大な被害がアラスタに起こって滅亡寸前までいったんだ」
エマが守ったのはトラストだけ他は模写をされてなかったがアラスタは滅亡寸前って流れてきたからな。この国は滅亡はさせない俺か守るんだ。
「それなら私も努力して、お兄様の隣に立つものとして戦力になりますわ。古式魔法を習得して、戦争に挑みますわ」
ルナが本気で努力をするなら頼もしい。ルナの才能はエマをも越える。覚醒すれば四天王も倒せるかもしれない。もちろん俺も努力をするが。この国は滅亡させない。
「無茶はするなよ。オーバー気味だと肝心なときに力を出せないからな」
「分かってますの」
「それで魔法書持ってきてくれたか?」
「これですの?すごい禍々しいオーラがでているんですの」
封印されてたからな。結界は厳重にしてるんだろう。特にこの霊気を自在に操る力は気になる。これさえできれば四方八方から攻撃できるんじゃないか。無限に打ち続けることもできる。
「まぁ封印されてるからな。解放せよ。我名の元に。目覚めよその封印を解きたまえ」
「すると魔法書が光封印が解かれる。これでとりあえず全ての封印は解けたな」
後はこの魔法を習得できれば魔王に対抗できる。退院したら即練習だ。習得するには骨が折れそうだが。時間がない、早く習得するか。とりあえず退院するまでは霊力を操る方法を練習するか。これなら腕使えなくても練習できる。周囲の霊力をコントロールするからな。
「お兄様にはこの文字が読めますの?」
そう魔法書には平安時代の文字で書かれている。だが古文が得意だった俺には読める。、まぁ分からないところもあるがまぁそこは勘でなんとかする。
「読めるぞ古代文字は読むの得意だったからな。ご先祖様がいくらい前の人物ても同じ日本出身だし、古文は得意なんだ」
ふむ霊気と一体化するように馴染ませるか。魔力をさらけ出して霊力と馴染ませるようにしたが、一部しかできなかった。これはまだまだ練習が必要だな。
「お兄様の魔力が霊力と馴染んでましたの。これが秘技ですの?」
「まぁそうだなこれができればいくらでも魔法を発動できる。無敵状態になるな」
手だけでも退院する前に馴染ませることをできるようにしよう。それからはルナと学校であったとを話していたが、表情が浮かばれなかった。なにかあったのか?
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