6-1自律神経は治ります「四逆散」:名医と出会った話

 結論から言うと意味が分からないって感想でした。それだけインパクトの強い2日間でした。


 順を追って話します。


 ここ2年体調が段々悪化しておりました。


 始めは目の奥の痛み。歯茎の謎のかゆみ。そしてそれらと代わるようにやってきたのが脳を締め付けられるような圧迫感でした。仕事で16時らへんから発狂しそうで声をあげそうになるたび、有給を使い、早めに仕事を切り上げることで、なんとかごまかしごまかしやってきました。早退してもつらさは寝るまで続き、寝て起きたら少しは紛らわせるという感じでした。この脳の圧迫感を心療内科の主治医に話しても何もしてくれませんでした。キャリアアップをちらつかせられ仕事を頑張ってきたから(結局キャリアアップとは生涯無縁となりました)体調がおかしくなったのかもしれない。脳の圧迫感も疲れからなのか、歳によるものなのか、躁鬱病という病状によるものなのか判断がつかず、デジレルという抗うつ剤を昼にも追加するよう主治医に働きかけ頓服のように使用していましたが効果はありませんでした。人事面談でキャリアアップの話がなくなり、体調と向き合った時にネットで症状を調べると緊張型頭痛というものに引っかかりました。


 そして、葛根湯が効くということが書いてあり、試しにドラッグストアで液状のを3本セットで買って飲んでみたところ劇的に頭痛が和らいだのです。それで初めて緊張型頭痛だったんだと気づきました。


 目の奥から脳を締め付けられるような圧迫感に代わった時、整体では陽転反応。身体がよくなったから症状が別のところに移ったのだ、人間は症状が複数はわからない。一度にひとつしか現れないみたいなことを言われましたがなんてことない悪化してるだけでした。


 そして葛根湯が効いたのだから頭痛に効く、頭痛薬ならもっと効くはずだと短絡的に考え、職場にある病院に受診しに行きました。


 その内科、心療内科(この順に掲載されている。内科が主)の先生に色々病状を話し、病気のきっかけになった在日朝鮮人に頭を暴行されたことを面倒くさいから在日朝鮮人ということを隠して話したら、なにそのやくざと言ってたのが内心笑えました。


 葛根湯が効いたことを伝えると葛根湯医者は藪医者のことだからねと力説されました。葛根湯は何にでも効くからとりあえず出しとけってして、効果があるものだから葛根湯医者は藪医者なのだと。


 それで、問診が始まって寝れてる? と聞かれました同じ事を2回。私は寝付きは悪いが睡眠薬を飲んだら寝れてます。と答えました。


 そしてベッドに寝転んでツボを抑えられ、どこが痛いか確認され、自律神経の乱れに効くみたいなことを言っていた「四逆散」を処方されることになりました。3日経ったらどうなったか教えてと言われ。なんか「四逆散」のパワポのスライドがあるから見る? と言われ見たりしました。


 処方されて、1日目、葛根湯と変わりないやん。むしろちょっと悪いと思い葛根湯を追加で昼飲んだりしました。ただ、「四逆散」と葛根湯を組み合わせても効果が倍になるなんてことはなく、変わらずでしたが。


 ちなみに葛根湯はどうしてもきつかったら飲んでと言われ、一週間は「四逆散」だけで様子見てと言われました。このエッセイの「A/Bテスト法」でもやった効果測定の考え方です。なので、このお医者様は信用できると思いました。


 それで2日目の夜、変化が訪れました。これを書いているのが3日目の早朝なのです。この体験を忘れないうちに文章にしておきたかったので。


 夜の九時から寝ようとして寝れずに恐らく寝れたのが夜の11時それで12時50分に目が醒めました。するとここ2年どころではなく、何年、何十年ぶりかというぐらいにすっきりしていたのです。なので、寝過ぎてしまったか。病院あるのに起きれなかったってヤバいなと時計を見たら午前12時50分とあります。え? なんで? となりました。睡眠薬を使い3度寝した時よりも過去に記憶ないぐらいスッキリしているのに2時間しか寝てないの? と。


 そこで病院の先生から本当に寝れているの? という質問の意味が分かりました。


 今までの睡眠は睡眠ではなかった。正直「意味が分からない」これが1行目の意味です。


 緊張型頭痛を治しに行ったはずなのに、自律神経を治した? というかこれが自律神経の働き、筋弛緩ってこういう? 意味?? 頭の緊張型頭痛は筋肉が強ばって圧迫しているそうです。


 人に伝えたいけど、ツイッターとかはなんか嫌だし、ということでこのエッセイに急遽書きました。少なくとも何らかの救いを求めて来ているはずだから。


 自律神経をやっていると自覚のある方は漢方に詳しい内科、ツボを押して、確かな処方をしてくれるところを探してみてはいかがでしょうか。


 あと、精神病と緊張型頭痛は併発します。そのことを知らずに多分私は緩やかに狂って死にかけてました。皆様もお気を付けください。

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