3-6カクテルパーティー効果:明るい世界に生きるか暗い世界に生きるか

 カクテルパーティ効果、正確にはカラーバス効果というらしいのですが、カクテルパーティ効果の方が有名でそちらしか知らなかったのでカクテルパーティー効果と題しています。分かりやすいですし。

 カクテルパーティ効果ですが、パーティの雑多な中で自分が興味のある人の会話や話題、自分の名前などは、自然と聞き取れることをいいます。自分の欲しい情報だけ目につくというやつですね。目につく効果をカラーバス効果といいます。情報というのは世界に溢れていて常に取捨選択しています。

 自分に欲しいものを求めているとどうなるでしょう。

 鬱の人は憂鬱なものが目につきやすくなって、明るい人はより明るい話題しかみなくなっていきます。二極化するんです。ここで、言いたいのは憂鬱なものが駄目だということではなくて、楽しく思えてきているんです。それぞれ政治不信だとか、批判、誹謗中傷、2chそういったものが心地よく思えてくる。これを極端に突っ走ってそれしか見えないみたいな状態の例だと電波だとか陰謀論者とか反ワクとか揶揄されることになります。


 大事なのはバランスですね。


 その時好む曲でも、わかることはあるものです。失恋中はやたら失恋ソングばっか聞きますし、楽しい気分の時はアップテンポな明るい曲を好んだり、鬱だと周囲の音と遮断したいためにヘヴィメタルを聞きたくなったりします。


 憶測ですが、このエッセイをご覧になられている方は、明るい話題だけを見て、笑って生きるだけの人生はもうできないはずです。だけど安心してください明るい世界だけで生きるのもちょっとおかしいです。明るい世界でも極端になると現実逃避、快楽主義、刹那主義、辛いことから目を背けて生きているだけになるかもしれません。


 日本はこの明るい世界と暗い世界に生きる人が二極化されているように考えます。


 上手く政治にコントロールされているかもしれませんが、明るい世界と暗い世界の中間層がいなくなっていると考えます。政治が駄目だと良く聞きますよね。でも、そんなの関係ないと明るい世界だけで生きる人。この世は絶望ばかりだと身動きとれなくなっている暗い世界だけで生きる人。鬱もマイナス思考も危険察知という意味では悪いことではないのです。人間の本来に備わっている大事な機能です。自分を嫌いにならないでください。大事なのは最悪を考えたあとでどう対処するかです。明るい世界暗い世界どちらで生きてもいいですが、自分を嫌いにならないでください。大事なのは自分がそういう傾向だとつかむ「メタ認知」ですから。



 ただ、健常者も精神病も経験している私Cランク治療薬から言わせてもらいますが、成功する人には条件があると断言させてもらいます。



 成功する人の条件は、


 まず自分が好きで、

 周りの人が好きで、

 日本人が好きで、

 自分の生きる世界が好きな人です。




 好ましいから好ましい情報が目につき、好ましい情報が集まってきて、好ましい情報に押し上げられていきます。これは、人生上手くいっていた……違うな。前の人生ではそういった好循環がうまれていました。人が好きで、人と接して色んな人の好意を受けて、どんどん良いことが起こってくる。引き寄せてくる。


 だから、カクテルパーティ効果で明るい話題を取捨選択しましょう……ではないんです。

まず自分を少しでも好きになりましょう。好きな自分に近づきましょう。好きな自分がとるであろう行動をとりましょう。


 そうすると幸せをたぐりよせると信じています。

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