5-3双極サーフィン~陰謀論編~1

 精神病になったら誰もがたどり着く? 陰謀論について語っていこうと思います。

 陰謀論と聞いたら鼻から笑っている人がいると思いますが、そういう人たちこそ俺は鼻で笑いたい。

 目的論的世界観でとらえ直すと陰謀論はメリットしかありません。


 自動車学校に行った人はおられるでしょうか?


 自動車学校では車の運転を「かもしれない運転」でやることを教わります。

停車している車の影から子どもが飛び出してくるかも知れない。ふらふらしている自転車がこちらに飛び出してくるかもしれない。そんな危機予測・・・・が安全な運転に繋がる訳です。


 陰謀論はどうでしょうか。この国は乗っ取られているかもしれない。


 実際に乗っ取られている乗っ取られていないは問題ではないのです。


 乗っ取られているなら、もの凄く重要な考えで。

 乗っ取られていないなら、予防になります。


 陰謀論の多くは根も葉もない根拠によるものだから可笑しい?

 だったら論拠を私は示しましょう。


 そして、人は何かを発信する時はその人がどの立場から発信しているかが重要となります。


 私はこのエッセイ『双極サーフィン』では精神障害者という立場からどう脳の脳内処理に役立てるかという立場で書いています。その立場から先にお伝えすると、陰謀論の視点を確立して見ると政治に対する怒りというものからは脱却でき、心の平静を保てます。だから、陰謀論がお勧めという訳です。


 不思議に思うかもしれませんが、気になりましたらこのまま一読をお願い致します。


 脳の脳内処理に役立つのは健常者であっても変わらないと思いますので。

 前置きはこの辺にして、話に入りたいと思います。


 なぜ、陰謀論にはまる資質が私にあったのか、陰謀論という論拠をどこで得たのか、陰謀に対する対抗策をどう考え結論をだしたか、この国が乗っ取られていると考えることでどういったメリットがあるかという話の流れで語っていこうと思います。長くなると思いますが、お付き合いください。


 まあ、面倒くさいし、誰も興味ないと思うので、はしょりますが、高校の時、私は在日朝鮮人から暴行を受け、頭を強く踏まれ結果として障害者となりました。世界が灰色に見え、花も灰色でした。それでも病院にすぐ行かなかったのは頭がおかしくなっていたからに他なりません。教室で暴行され、集団の目があるなか頭を踏み抜かれました。ショックを受けた光景だったのは、直接暴行してきた在日朝鮮人に対してではありませんでした。何もしない傍観者の日本人に対してです。囃し立てるか傍観するか。それが日本人であり、それが私の原風景です。被害届も出しました。その結果何が起こったか。学校に怪文書が送られ俺が在日朝鮮人をいじめていると担任が聞きにきました。この時点で1対1ではないのです、1対集団というか団体ですね。統一教会系なのかもしれません。手慣れてましたね。さて、在日朝鮮人に対する屈折した思いが溜まるのは伝わっていただけましたでしょうか。そんな感じで私は陰謀論にはまる土壌はすっかり形成されていました。


 鬱になり働かない頭で、それでも勉強に集中する負荷をかけている間は鬱の感情から逃れられることを知り、詰め込みだけで第一志望群のひとつである中央大学経済学部に進学することができました。そこで、ハイになり単極性ではなく双極性だと気付くのですが、まあ割愛して、卒論の為に図書館の閉架書庫に潜ることが多くなりました。あの閉架書庫の雰囲気が好きで散歩がてらふらふらしてました。そこで人生を変える一冊と出会うことになります。


『世界最終戦論』石原完爾著


 なんか香ばしい本ないかなと思ってふらついていた時に偶然見つけたものです。受験勉強でもよくなじみのある書物です。世界最終戦論にはこういう肩書きがつきます。もうすぐアメリカと戦うことになることを語った本である。と、検索してみてください。そう出てきますし、そう習います。


 ですが、途中にあるその講演の文章の出だしを読んだ私は固まります。


 もうすぐアメリカと戦うことになるが……そういう感じで始めるのです。

この本が言いたいことはそういうことではない。嫌な汗が流れます。

読み進めると世界最終戦とは3次元の戦いになるということでした。戦術というのは点から始まって面になって、體(からだ、三次元)の戦いになると。次元が増えて行っているということです。


 この本を読んだ時インテリジェンスウォー(情報戦争)の言葉を思い出しました。

次元が増えて行き着く先が戦争の最終形態になるのであれば、4次元の戦争。時間軸を考えた戦争になっていくのではないかという事です。時間をかけ根絶やしにするそれが戦争の最終形態であれば、日本はまだ戦時中だと言うことになります。『世界最終戦論』が3次元の戦争になると伝えたものであると教えられていたら、気付かないのですが、それを歪曲して、アメリカと戦争になると伝えた本などと情報を歪めて広げている人間が存在することがこの本自体で証明してしまっているのです。


この本のやばさが伝わりましたでしょうか。時間をかけて滅ぼす。その視点を持たれては困ると言っているようなものではないのでしょうか。


 そして、日本が乗っ取られている。乗っ取られつつあるならどうしたらいいかを考え始めました。

 日本の政治家は結局、アメリカの支援を受けているか、ロシアの支援を受けているか、中国の支援を受けているか、韓国の支援を受けているかの違いでしかありません。その中から選んでねが日本の選挙なのです。

なので、政治が悪いのは選挙に行かないからだ、とする論調が私は大嫌いです。それは、これらの立場の人間が日本人の味方のフリをして日本人の益にならないことを勧めているに他なりません。


 ではどうしたらいいか。選挙に参加しましょう。

ん? と思いましたね。そうです、選挙です。選べないと言っておきながら選挙に参加しましょうと私は言います。ところが矛盾しないのです。


 選挙というものをどうとらえるかですが、選挙というのは結局、自分の息がかかった人間を政治の場に送り込むと言ったものです。自分と関わりのない。口ではいいことを並び立てるがその実どの立場に立っているものにあなたは一票与えるのですか? 正気ですか?


 ある企業の社長は社員を選挙の手伝いに行かせています。創価学会や統一教会も息のかかったものを政界に送り出します。もちろんあくまで信者個々人の投票で組織票ではありません。


 さて、選挙が団体戦ということで、我々個人はどこに一票入れるのでしょうか。違うんです。政界に送り出す人間をつくるべきなんです。その為に日本人が支援している政治家を送り出すのです。それが、私の考える選挙です。あなたがすべきなのは、適当に一票いれることではない。自分の息のかかった政治家を政界に送り込むことです。


 だから、日本人がすべきなのは日本人が支援している宗教団体を作ることです。そしてその宗教は組織票ではなく、個々人の自由をもって投票すべきなのです。(統一教会や創価学会と同じ論法でね)


 じゃあそういう宗教団体を作ったらどうなるか。


 ――弾圧されます。


 大本教とか宗教弾圧とか調べたらわかると思いますが、既得権益なのかアンダーコントロールなのかは知りませんが、気にくわない自分の手の範囲を逸脱すべき存在が出てきたら潰そうと圧力がかかるはずです。それが日本の現状です。昔公安の面接を受けたことがありますが、在日朝鮮人から暴行を受けたくだりを話したら、途中で離席して面接官が一人抜けました。公安うけるwww


 とにかく、まあ潰される前提で同時多発的に宗教団体を設立すべきなのです。日本人が日本人の為に頭がだれであってもいいように思想で日本人の利益に向かって邁進すべきなのです。


 それが選挙です。


 日本が乗っ取られている前提で話すなら、対抗策は合法的に日本人が乗っ取りかえすしかないのです。


 それが私の陰謀論です。


 乗っ取られてなくても予防になりますしね。害にはなりません。それをハイ、陰謀論、陰謀論と笑うような思考停止した馬鹿にはならない方がいいと思います。


 宗教法人の作り方は3000円くらいの本でありますよ。実際つくるとなると100万ぐらいかかると思います。


 さて、ここまで考えをまとめた時点で取り憑かれたような陰謀論の思考から解放されました。陰謀論にハマるのはいいですけど、ヤバいで終わるのではなく、どうしたら解決するか、まで考えるべきです。

そうしたら、陰謀論は執着がなくなってメリットになります。


 なぜ?


 今の政治は日本人を時間かけて滅ぼす動きをしていると考えたら、政治に対する怒りよりも納得するからです。日々の心の平穏は保たれます。おかしな話しですが。日本人を救えるはずなのにほどほど体裁だけ守り救う。少子化を本気だせば解決できてもしない。外国のメリットになることだけはする。


 ね?


 一貫性があって安心でしょう。


 日本人の敵はアメリカ? 中国? ロシア? 韓国? 在日朝鮮人?


 違うだろ。





 日本人の敵は――日本人だよ。









 追記:『世界最終戦論』はキンドルで約100円で最近買いました。

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