第10話 現代の奴隷制

 


 政治家も有耶無耶に法案を可決する為、悪の温床となっている日本の現代の奴隷制。


「現代の奴隷制」と言われる人身取引は、今や世界では麻薬に次ぐ世界第二の犯罪産業である。

 その目的は「性的搾取」「強制労働」「臓器取引」に大別され、甘い言葉や詐欺、暴力によって弱者を支配下に置き、強制的に利益を得る、現在世界に三〇〇〇万人いるという人身取引「日本には現代の奴隷が八万人存在する」との調査報告もある。



 報告によると日本は人身取引大国と報告されている。 人身取引被害者とは、簡単に言うと、逃げる選択肢が無い状況で働かされている人達の事。


「良い仕事があるよ」と誘拐して、知らない街や国に送られたり、脅迫という手段もある。


 例えば破産した家の娘さんに「この仕事をしないと親がどうなるか分からないぞ!ひょっとしたら酷い殺され方をするかもしれない?」 また東南アジアの主に女性が、その生まれ故郷の村から売られて、バンコクなどの都市に移り、そこの人身売買市場を介し多くの人が日本に売られて来る。


 それには、日本の不法組織も介入している。 売春婦やAV女優など……又DVの被害に合っている少女達などは、家から逃げ出して来て、街で優しい言葉を掛けて近づいてきたお兄さんに、家に泊めてもらっているうちにデリヘルなどに連れて行かれたりする。


 小森は、この麻薬に次ぐ裏社会の産業「現代の日本の奴隷制」でかなりの資金を得ていた。


  その裏金を、井上勇の父井上正前総理大臣などの、大物政治家に政治資金として提供した。


 大物政治家のお気に入りになり悪の限りを尽くす小森……裏金工作を裏で仕切る役割を果たしているのだ。



 まず大物政治家に渡る賄賂を一旦小森が受け取り、クッションになり大物政治家に賄賂が渡る。 そのまま現物を届ける事もある。 または第三者の口座に入金、現存する人物だが?行方不明になった人の架空口座など、その為、証拠は未然に防がれている。

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