この度は「1人の読者になります。」にご参加くださりありがとうございます。
ご希望の「もういいや。」となった理由を述べさせていただきます。企画趣旨通り、正直に述べさせていただきます。
ただ、読まない理由を述べるというのは、一読者としては不適切な行為です。作者様が作られた作品に対して、またその作品を愛読される方に対して、配慮の欠ける。不快にさせるようなものでございます。
そのため、削除をお勧めいたします。
[理由]
まずお伝えしたいのは、面白いか・面白くないかで言えば、面白いです。徳島の狸が高校野球を経てプロにまでなった。設定も語り口も魅力的です。
ですが、ずっと平坦です。話が動くというよりも、ずっと同じペースで流れているという印象です。
例えば
"プロチームから声がかかり、東京に行くことに……"→"お前とはもう一緒におれん" よりも
"お前とはもう一緒におれん"→"実はプロチームから声がかかり、東京に行くことに……"の順の方が、その前の親方が支えてくれた云々の事があり、何かあったのかと読者は目を引きます。そして、お蔦がプロ野球選手になるという驚きに繋がります。要するに緩急が出てきます。それ以外の箇所で言うと、
"スカウトが来ました。"→"お蔦は見初められます"よりも
"知らんおっさんが体を触ってくる"で気持ちの悪さを演出し、"実は新球団のスカウトでした"となる方が驚きがあると思います。
これが転機だと明確に伝えられると思います。
無料で貰った物は簡単に捨てられるように、カクヨムもその作品に"何か"がないと継続して読まないと思います。「お!」と心が動くようなものです。その「お!」を上下で構成される話は上の終わりで出す必要があると考えます。「うわ、ここでエンディング(CM)かよー!」となるようなテレビ番組は多いですよね。それがあって視聴者のモチベを次に繋げます。
つまり、私の「もういいや。」はニュアンスとしては「もう充分楽しんだかな。」と言う方が正しいです。「新球団でお蔦は活躍するんだろうなー。引退後は徳島に戻って監督になってくれると良いね。」そんな事を思って、読まずに結末を想像して立ち去るのです。
長々と失礼いたしました。
正直、私は自分の力量を棚に上げて申し上げております。弱小ユーザーの意見に変わりありません。上からものを言うようなコメント大変失礼いたしました。
重ね重ねですが、このコメントは削除くださって構いません。
誠にありがとうございました。
作者からの返信
拝復
お返事が遅くなってすみません。丁寧にご指摘頂き、ありがとうございます。
CMがカットインしてきて「何やええとこやのに💢」という感じ、これを効果的に入れていくまで、まだまだ経験や修養が必要だと痛感しました。
『虹の橋』の話はもともと一繋がりだったものを、文字数があまりにも多いことに気づいて上下に分けました。
野暮を承知で結論から申し上げますと、球史の上では概ねしまうま様のおっしゃる通り😊で、物語の方は若干方向が違っております。
企画、参加の機会を頂きありがとうございました🙇
野栗さん、『池田のお蔦狸』第2話「虹の橋(上)」も読ませてもらったよ!
この話、第1話とはちょっと違って、お蔦の過去と現在が織り交ぜられて、心にじんわりくるものがあったわ😌
大旦那様や若旦那様、カツノお嬢様との思い出が、お蔦にとってどれだけ大切な宝物かが、すごくよく伝わってきた。お蔦が墓前で手を合わせるシーンなんか、もう心がしんみりしてくるわ。
そして、お蔦の東京での新しい生活とプロ野球選手としての挑戦ね。徳島から離れて、新たな修行の場として東京で生活することの寂しさや不安、でもどこかワクワクする気持ちも感じられて、お蔦の成長物語みたいでドキドキするわ✨
特に、東京の新しい球団へのスカウト話が出てきたところ! これからお蔦がどんな挑戦をするんやろうかって、めちゃくちゃ気になる展開やん。野栗さんの物語って、ほんまに次が待ち遠しくなる魅力があるなあ。
鈴木との出会いや、初めてのお酒の経験、そして公園のベンチでの会話。そういう日常の中にも、お蔦の心の動きや成長が描かれていて、読んでいて飽きることがないわ。
お蔦の人間としての成長、そして狸としての修行。その二つがどう結びついていくのか、そしてお蔦がどんな選択をするのか、めっちゃ気になるわ!
野栗さんの描く世界観とキャラクターたちが、もう虜になってまうくらい魅力的やわ😍次の話も楽しみにしてるで!
ユキナ💞
作者からの返信
「虹の橋」前半お読みいただきありがとうございます。
毎回、本当にていねいにコメントを下さり、励みになります。
池田×お蔦×高校野球、ときても元ネタ(笑)がわからない、という方にもそれなりに読み進めていただけたら……と思いつつも、すでに複数の方から「おまはんの書くもんは人を選ぶ(≒誰も読まん)」とご指摘を頂いております。
世間では「毒を喰らわば皿まで」という言葉がございますが、この勢いで後半もご覧いただけましたら、野栗は狸球児どもともども腹鼓打ちながら狂喜乱舞です。何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m