第2話 コンクールへの招待
ヴァイオリン教室に着いた二人。一緒に来たが練習は一人ずつになる。ちなみにここの教室、
一番上の六階が先生たちの部屋、学校でいう職員室で、一階は受付と待合室のようになっている。二階はピアノ教室。三階はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなど弦楽器教室。四階はフルート、クラリネット、オーボエ、ホルンなど管楽器教室、五階はマリンバなど、その他の楽器となっている音楽教室だ。
「野々宮さん、今度の全国コンクールの予選出てみない?」
「え、全国コンクールですか?」
「そう、昨年うちの川奈君が出たの。彼、全国大会の決選まで行ったのよ」
「すごいですね」
「いや、あなたなら決選どころか入賞狙えると思うのよ」
「そんな」
「ずっと見てる私が言うのだから」
「考えておきます」
「お母さんには言っとくわね」
頷きながら教室を出る晴。
「ありがとうございました」
部屋を出ると
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