適材適所
今日は三月十四日。ホワイトデーだ。先月のバレンタインデーには彼女から初めてチョコをもらった。人生初のチョコ。彼女以外からはもらったことあるが、彼女からは初めてだった。
「というわけで、今日はお返しにクッキーを作ろうと思います」
「くっきー!」
「お母さんにあげるやつだからね。バレンタインデーのお返し。全部食べちゃ駄目だよ」
「うん」
「じゃ、まずは材料を揃えましょう。薄力粉、卵、砂糖、あとバター……無いのは薄力粉とバターだな。あと型も欲しいか……ついでに同じ味だと飽きるからココアパウダーも……よし、買いに行くか」
「ぼく、おつかいする!」
「お使い? 一人で?」
湊は目を輝かせながらこくこくと力強く頷く。やる気満々だ。先日、幼い子が初めてのお使いに行く番組を見た影響だろうか。湊ももう四歳。良い機会だし、成功体験を与えるためにも一人で行かせるのも……いや、駄目だ。やはり心配だ。しかし、一度言い出したら聞かないだろう。どうしたものか。
「あ、そうだ。じゃあ、お父さんはカメラマンさんの役やるね」
「かめらまんさん?」
「ほら、テレビでもこっそりついて行ってる大人の人居たでしょ?」
あああれかと納得したような顔をしてくれた。良かった。
湊に荷物を入れるためのリュックを背負わせて、お金と買い物メモを入れたポーチを首から下げさせる。
「よし。じゃあ湊くん、お使いの前にいくつか約束事があります。良い? まず一つ目、知らない人にはついて行かないこと」
「しらないひとにはついていかない」
「二つ目、信号はちゃんと守ること。渡って良いのは何色だったかな?」
「あお!」
「そう。わたっちゃ駄目な時は?」
「あかと、あと、ぱかぱかしてるとき」
「そうです。パカパカの時はもうすぐ赤信号になりますよーって合図だからね。急いで渡ろうとしないこと」
「うん」
「三つ目。何か分からないことがあったら、カメラマンさんに聞いてください」
本来ならお店の人に聞いてもらいたいところだが、店の人にごっこ遊びに付き合って貰うのもなんだか申し訳ない。あと、幼児の後ろをついて歩く怪しい大人だと思われたくない。湊の方から話しかけてくれればごっこ遊びに付き合っている親戚か父親だということは伝わるだろう。
「以上です。はい湊くん、三つの約束なんだったか覚えてるかな?」
「えっと……しらないひとについていかない」
「正解。後二つは?」
「しんごうをまもる」
「そうだね。最後の一つは?」
「えっと……分からないことがあったらかめらまんさんにきく」
「守れますか?」
「まもれます」
「よし。じゃあ出発しようか」
海菜を実家に預けて、ビデオカメラを構えながら湊の後ろをついて行く。湊は不安なのか、ちらちらと後ろを見ながら歩く。前を向いて歩くように促しながら後をついていく。
「あら。湊くんと湊くんパパ、こんにちは」
道中、近所に住む近藤(こんどう)さんという女性に話しかけられて足を止める。
「ぱぱじゃないよ。かめらまんさん」
「カメラマンさん?」
「お使いしてるところを撮影してるんです」
「へぇ」
ついて行ったらお使いとは言わないのではという顔をしたが、空気を読んで口には出さないでくれた。
「おつかい、頑張ってね湊くん」
「うん」
「お父さんも、頑張ってね」
「ははは。ありがとうございます」
「かめらまんさんだよ!」
「ふふ。そうだったわね。頑張ってねカメラマンさん」
「はい」
近藤さんと別れて先に進むが、その後もたびたび近所の人に話しかけられては足を止め、普通に歩けば十分程度のスーパーまで二倍近く時間がかかってしまった。流石に店内の撮影許可までは取っていないため一度カメラをしまうと、湊が「なんでしまっちゃうの?」と不服そうに言う。伝わるだろうかと苦笑しつつ、通行人の邪魔にならないように端に寄って目線を合わせて話をする。
「このお店の中を撮影する時は許可が必要なんだよ」
「きょか?」
「カメラ回しても良いですよってお店の人に言ってもらうこと」
「てれびのひとはいいの?」
「そう。良いって言われてるから撮ってるんだよ」
「おとーはだめなの?」
「そうだねぇ……お父さんはテレビの人じゃないし、今日急にきたお客さんだから。忙しい時に今からお家の様子をテレビに映して良いですかって急に言われても、準備出来なくて困っちゃうからね。テレビの人は何日に撮影しますよって約束して撮ってるんだよ」
「……そっかぁ」
「分かってくれた?」
「うん」
「ありがとう。じゃ、お店入って。お父さんは後ろ着いていくからね。困ったら聞くんだよ」
「うん」
湊の後ろをついて店内へ。カゴの方を見たが、取らずに進む。
普段から一緒に買い物に来ているからか足取りに迷いがない。どこに何があるのかわかっているのかと感心しながら後ろをついて歩いているとお菓子コーナーにたどり着いてしまった。お菓子は買わないと注意しようと思ったが、もう少しだけ見守ってみる。誘惑に負けそうになりながらも、カゴだけを持ってすぐにお菓子コーナーを出た。どうやらお菓子コーナーにある子供用のカゴが欲しかっただけらしい。
「お菓子我慢したの偉いな湊」
「こむぎことばたーかわないといけないから。おかねたりなくなっちゃうかも」
「そうだな。薄力粉とバターはそれぞれ別の場所にあるけど、どこにあるか分かる?」
「わかんない」
「じゃあヒント。薄力粉は小麦粉のコーナーにあります。バターは冷たいもののところ。牛乳とかヨーグルトが見つかったら近くにあるかも」
「こむぎこ、こむぎこ」
ぶつぶつと呟きながら上を見てある湊。上には棚の説明が書いてあるが、ほとんど漢字だ。読めるのだろうかと思っていると「あった」と駆け出した。ちゃんと小麦粉のコーナーに辿り着いた。
「すごいな湊。漢字読めるの?」
「わかんないけど……いつもみてるもじとおなじのさがした」
「なるほど。でも薄力粉は普段あまり使わないからなぁ……分かるかな」
「これはこむぎこだよね」
「そうだね。小麦粉って書いてあるね」
「ぬぬぬ……わかんない。おしえて」
「これが薄力粉」
「むずかしいかんじ……」
「小学生になったら習うよ」
「ぼく、しょうがくせいになれないかも……」
「あははっ。大丈夫だよ。簡単な漢字から習っていくから。いきなりこんな難しいの習わないよ。さて、次は何を買うんだっけ?」
「ばたー」
「そうだね。探しに行こうか」
「つめたいもののところ、つめたいもののところ」とぶつぶつ呟きながら歩く湊の後ろをついていく。辿り着いた先は冷凍コーナー。冷たいからアイスを連想してここにきたのだろうか。しばらく見回って、無さそうだと判断したのか移動する。
「あ、ぎゅーにゅーだ」
どうやら牛乳を見つけたようだ。このへんだよねと言いながら棚を見ていく。
「あった。おとー、どれがいい?」
「そうねえ……これかな」
「いっこ?」
「うん。一個で良いよ。レジ行こうか」
「うん」
小さなカゴに薄力粉とバターを入れてレジへと向かう彼の姿を、すれ違う人達は微笑ましそうに見る。そんな視線を感じてなのか、彼もちょっと誇らしげな顔をしている。我が子の成長を感じる。最近まで赤ちゃんだったのに。海菜もあっという間にこんなに大きくなるのだろうか。
「おかいけいおねがいします」
「ふふ。はぁい」
支払いを済ませると、店員はわざわざ湊のリュックに商品を入れてくれた。一緒にお礼を言って店を出る。次に向かうのは百均。そこでも無事にクッキーの型とココアパウダーと、それからラッピング用の袋を買って、帰宅する。
「おとー、おつり」
「はい。ありがとう。おつかいご苦労様。じゃあクッキー作りますか」
「うん」
砂糖、バター、卵を混ぜ、そこに振るった薄力粉を入れて一つにまとめる。
「で、これを二つに分けます。こっちが普通のクッキーで、こっちはココア味」
二つに分けた片方にココアパウダーを入れる。
「おもちみたい」
「これを冷蔵庫で寝かせて焼くとクッキーになるんだよ」
「れーぞーこでおねんねするの? さむそう……」
「ははは。大丈夫だよ。こうやってラップのお布団で包んであげるからね」
「らっぷのおふとん、あったかい?」
ラップに生地を包みながら生地に話しかける湊。可愛い。一生大人にならないでほしいなんて思ってしまう。
三十分ほど待って、寝かせた生地を取り出し、綿棒で伸ばす。「かわいそう」と躊躇っていた湊だが「クッキーさんは可愛い形に生まれ変わって楽しく食べてもらった方が嬉しいと思うよ」と説得すると俺の真似するように生地を伸ばし始めた。
「最後に百均で買ってきた型を使ってくり抜きます」
生地を伸ばすのは躊躇っていた湊だが、型抜きは楽しいらしくノリノリで型を抜いていく。
「かんせい? もうたべれる?」
「まだだよ。まだ食べちゃ駄目だよ。これを、オーブンに入れて焼きます。重ならないようにここに並べてくれる? あんまり近いと焼いた時にくっついちゃうから、お隣同士距離を空けてね」
「これくらい?」
「そうだね。それくらいかな」
全部は乗り切らなかったため、二回に分けて焼くことに。
「いいにおいするー」
「ね。お腹空いてきたね」
「おかー、よろこぶかな」
「ふふ。喜んでくれると良いね」
しばらく待って、焼き上がったクッキーを取り出して、第二弾。
「綺麗に焼けたやつはお母さんと、あとおじいちゃんおばあちゃんにもあげようね。海菜の面倒見てくれてるお礼に」
「のこったやつはたべていい?」
「良いけどもうちょっと待ってね。二回目が焼けてから」
綺麗に焼けたものを選別して、ココアとプレーンで半々になるように皿に分けていく。
「良い? このお皿に乗せたやつは食べちゃ駄目だよ。お母さん達の分だからね」
「うん」
二回目に焼けた分も増量して、冷ますために置いておく。湊は待てなかったのか、焼き上がった瞬間に鉄板に手を伸ばした。鉄板に手が当たってしまう。
「あち!」
「わー! もー。欲張りなんだから……って、ごめん。熱いから触っちゃ駄目って言わなかったお父さんも悪いね……大丈夫? お水で冷やしな」
「うん」
叱られてしょんぼりしていた湊だが、焼きたてのクッキーを渡してやるとすぐに機嫌を取り戻した。それを持たせてリビングに行かせて、その間に焼きたてのクッキーを皿に移し替えてリビングに持っていく。
「それ食べたらお母さん達の分つめつめしようか」
「うん」
「あ、そうだ。さっき撮った動画、テレビに映してあげよう」
先ほど撮った初めてのおつかい動画をテレビに映す。テレビに映すと聞いてワクワクしていた湊だが、実際に映像が流れると拍子抜けしたような顔をした。音楽やナレーションがないのが気に入らないらしい。
「ごめんね。お父さんテレビの人じゃないからこれが精一杯で」
しばらくむっとしていた湊だが、気を取り直してお母さんにお手紙書こうかと提案してみるとなんとか機嫌を取り戻してくれた。
「おとーはおてがみかかないの?」
「えっ、俺? 俺は良いよ」
「だめ! かくの!」
これは書かないとまた機嫌が悪くなりそうだ。仕方なく彼の隣に座り、手紙を書くことに。といっても、改めて彼女に手紙を書けと言われても何を書いて良いかわからない。ちらっと隣を見ると、湊はボールペンを握り込んで一生懸命文字を書いている。数分もしないうちに「できたー!」と見せてきた。便箋いっぱいに大きな文字で「おかーさんいつもありがとうだいすき」と書いてあった。ところどころ鏡文字になっているが、読めなくはない。「上手だね」と褒めてやると「おとーもみして」と言ってきた。
「ごめん。まだ書けてない」
「えー」
書きたいことがないわけじゃない。むしろありすぎるのだ。彼女に対する感謝も、愛も、不満も。便箋一枚になんて収まりきらない。
悩んだ末に湊に急かされて書いたのは「いつもありがとう。愛してます」の一言。
「よめない」
「あいしてますって書いたんだよ。大好きって意味だよ」
「ぼくのことは? あいしてます?」
「うん。愛してる。大好きだよ」
「ぼくもー」
「ふふ」
「おばあちゃんとおじいちゃんにもおてがみかく」
「うん。そうだね。書こうか」
両親への手紙はすんなりと書けた。書いた手紙はそれぞれ湊の手紙と一緒に封筒に入れて、両親への分はラッピングしたクッキーと一緒に持って実家へ。
「あら、これ湊くんが作ったの?」
「おてがみもかいた!」
「ありがとう。あら。お手紙二枚入ってる」
「おとーもかいたの」
「書いたというか、書かされたんだけどね……」
「ふふ。ありがとう」
「短いな。これだけか?」
「海ちゃんには何枚書いたの?」
ニヤニヤする両親。一枚と答えると二人揃って「嘘だー」と疑うような視線を向ける。
「ほんとだよ。いつもありがとう、あいしてるってかいてた」
「こ、こら! 人が書いた手紙の内容を勝手にバラさないの!」
「愛してるですってお父さん」
「ひゅーひゅー」
「茶化すな! もう! 帰るよ湊、海菜」
「えーうみちゃんもう帰っちゃうの?」
「泊まっていけば? うみちゃんもみーくんも」
「おとまり? したい!」
「ほら、だってさ」
海ちゃんと二人きりで積もる話もあるでしょう? と、両親のニヤケ顔から言葉にしなくても伝わってくる。余計な気遣いだ。そう思いつつも、その余計な気遣いに甘えた。
一旦家に帰り、湊にお泊まりセットを持たせて実家に預ける。赤ちゃんの頃の彼は俺から離れたがらなかった。成長を感じると共に寂しさを覚えた。そして同時に、実家に預けてもずっと落ち着いている海菜を見て、同じ兄妹でも別の人間なんだなと感じた。
「明日の朝迎えに来るから。海菜のことよろしくな。お兄ちゃん」
「うん!」
二人を預けて家に帰る。リビングに行くと、ちょうど彼女が起きてきていた。ラッピングされていたクッキーを食べながら手紙を読んでいた。しまった。隠しておくのを忘れた。
「ん。ああ、おかえり。これなに? 今日なんかの記念日だっけ」
「……ホワイトデー」
「ホワイト……ああ、なるほどね。ふぅん。……湊と海菜は?」
「実家に預けてきた。泊まるって」
「……ふぅん。なんで?」
「は? な、なんでって……いや、別に深い意味はないけど……」
「……ああそう。手紙、読んだよ。言いたいことこれだけ?」
「なわけないだろ。山ほどあるよ。文句も感謝も……便箋一枚になんて、収まりきるわけないよ」
「はは。だろうな。僕もそんな長ったらしいラブレター読みたくないわ」
なんて素っ気ないことを優しい声で言いながら俺の頭を撫でると、彼女はどかっとソファに腰掛け「座れば」と隣を叩いた。隣に座ると肩に手を回されて頭を抱き寄せられる。
「……あのビデオカメラは何?」
「湊のはじめてのおつかい映像」
「は? 何撮ってんの。親バカかよ。てか、ついていったらおつかいじゃないだろ」
「いや、一人でおつかいさせるのはまだ心配だから。あの番組もカメラマンがついていってるんだよって説明して、それで納得してもらったの」
「ふぅん。扱い慣れてんなぁ」
「そりゃ、毎日一緒に居るからね」
「……楽しそうだね」
「楽しいよ。どんどん成長していくあの子達を見るのは。海はそうは思わない?」
「楽しくないことはないけど……君に比べるとあの子達と関わる時間が短くて、成長の瞬間に立ち会えないことの方が多いからなぁ。いつの間にか歩けるようになってるし、いつの間にか喋るようになってる。少し羨ましい。けど……同時に、君と立場が逆だったらと思うと少し怖い」
「怖い? なにが?」
「今の僕はあの子達のこと、自分の子だって感じがしないんだ。僕の子というよりは、君の連れ子って感じ。だから、家族ではあるけど自分とは違う人間だと思える。……君みたいにずっと付きっきりで世話をしていたら、そう思える余裕がなくなってしまいそうで怖い」
共感はできないが、なんとなく理解は出来る。彼女の母は過干渉だ。愛故なのだろうが、彼女はそれに苦しめられてきた。同じようなことをしてあの子達を苦しめたくないのだろう。
「……うん。そう。母みたいになるのが怖いんだ。私の子なら出来るはずとか、私の子なのにどうしてとか、そう言われるたびに僕はお前とは違う人間なんだから当たり前だろって思ってきた。育児に追われたらその当たり前を忘れてしまいそうで怖かった。だから仕事という逃げ場が欲しかった。……逃げることを許してくれてありがとう」
「逃げじゃないよ。生活費を稼ぐことも育児の一環だと俺は思う。もちろん、あくまでも一環であって全てではないから、自分は仕事して生活費を家に入れてるからあとは全部君に丸投げして良いよねって言われたら流石に抗議するけど」
ママさん達の話を聞くと、そういう夫の話ばかりだ。子供の世話と家事でバタバタしているのに『専業主婦は楽で良いよな』と暇そうにごろごろしながら言われたとか、子供が泣いても『泣いてるぞ』と報告だけして全く動かないとか、そういう愚痴をよく聞く。海はそんなことはない。ちゃんとあの子達と関わっている。褒めるときは褒めて、叱るときはちゃんと叱る。ちゃんと仕事をしながら育児もしている。
「俺、会社員向いてないんだよね。自分一人のためならまだ頑張れるけど、家族のために働いてるのに仕事をしているせいで子供の成長の瞬間に立ち会えなくなるのは耐えられなかったと思う。立場が逆なら、きっと二人とも病んでただろうね。だからいつもありがとね。俺の代わりに仕事頑張ってくれて」
「……はぁ。君ってほんと、キモいよな」
なんてため息と共に悪態をつきながら、彼女はそっと俺の手に手を重ねた。どんな顔をして言っているのかは、見なくても分かる。重ねられた手に指を絡めて、頭を寄せて彼女に愛を囁く。彼女は「はいはい。知ってるよ」と笑いながら、俺の手をぎゅっと握った。
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